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行き当たりばっ旅2008山陰篇初日
4時過ぎに起きて準備を整え、まだ暗いうちにタクシーに乗り込む。初年度からずっと続けているビデオを回しながら。「おやすみ」も「おはよう」も言えないまま、ann姫とはまたしばしのお別れ。

羽田空港に到着する頃には日も昇り始め、窓からは眩しいほどの日差しが。今日明日は、山陰地方も晴れの予報。晴れ男万歳。
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0650羽田発の便で、1時間半ほどのフライト。途中見えた、冠雪の富士山に感動。本当は窓際じゃなかったのだけど、他はほぼ満席なのに、真後ろの席2列が何故か空席だったので、客室乗務員に申告して移動した直後だった。一人一列を占拠して、優雅に富士を見下ろす。
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鳥取空港に着いて、レンタカー屋の営業所まで移動。手続きを済ませて、最初の目的地「天橋立」をナビにセット。初っ端ハンドルを握るのはtell。さぁ、いよいよ出発。ということで、まずはナビを見ながら営業所の周りをぐるりと一周。一周?何故に、振り出しに戻るわけ?左折して、また左折して、もう一度左折したところで、眼前には「左折以外進行禁止」の標識。よく見ると、ナビの矢印とは逆方向に進行していたらしい。出発、しないつもり?

山陰といえば、鳥取・島根。あと山口もそう。「天橋立」も日本海側にあるのだけど、実は京都府。鳥取からは兵庫県を跨いで結構遠い。コンビニを見つけるのも一苦労の山道をひた走り、到着したのはお昼前。

「天橋立」といえば、言わずと知れた「日本三景」の一。決して意図したわけではないが、昨年の「ばっ旅・宮城篇」で訪れた「松島」から二年連続。残るは「宮島」のみだが、一昨年の「四国篇」で行っておくべきだった。そうすれば3年連続で一気に制覇できたのに。まさかこういう流れになるとは。こういう計画性のなさも、「ばっ旅」だからこそなんだけど。

まずは「三人寄らば~」の諺で有名な「文殊堂」がある「智恩寺」を参拝。近くに船着場があって、対岸まで乗れるようだったが、見た感じさほど遠くない。この距離なら汽船に乗るまでもあるまいと一瞥だけして通過、近くにあったレンタサイクル屋もスルーして、「股のぞき」をすべく、「傘松公園」を目指して松並木を歩き始める。
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事前に購入した「まっぷる山陰」に、京都府の天橋立の情報が載っているはずもなく、駐車場でもらった案内図だけを頼りに、白砂青松を絵に描いたような並木道をせっせと歩く。空気が美味しいだとか、松島の雰囲気に少し似ているだとか、余裕をかましていたのは最初だけ。行けども行けども、松並木は終わらない。すいすいと自転車で走る観光客に何人も追い抜かれ、旅の序盤にしてへとへとになった頃、案内図に「一里塚」という表記を発見。どうやら船着場から見えたのは、目指すべき対岸ではなく、松並木の砂嘴が折れ曲がった箇所だったらしい。
一里ということは、少なくとも4キロ以上。船で渡っても12分はかかる道程らしい。時間も体力も節約しなきゃいけない状況だから、分かっていればレンタサイクル屋の前を素通りしたはずがないのだけど。「後の祭り」という言葉と、「行き当たりばっ旅」は密接な関係があるらしい。

1時間ほどもかけてようやく松並木を渡り終え、リフトに乗って傘松公園へ。海抜130メートルの高さから天橋立を見下ろして、まず最初に感動したのは、その美しさではなく、歩いて来た道のりの長さだった。他の観光客が、「きれいだねー」と言ってる中、二人が発した言葉は、「遠っ!」。
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展望台の上で背を向けて立ち、股の間から天橋立を望むのが「股のぞき」。快晴の空と、穏やかな宮津湾の海が逆転して、まさに天に架かる浮き橋のように見える天橋立。なるほど。でも海上を船が渡っているから、微妙に…。
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他にも諸々見所はあるらしいのだけど、「股のぞき」だけ済ませてリフトで下山。復路のみのレンタサイクルはやっていないとのことだったので、帰りは仕方なく船で湾を渡る。デッキの上で食べた黒豆ソフトが美味だった。
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次に目指したのは、志賀直哉『城の崎にて』で有名な「城崎温泉」。因みに、城崎は兵庫県豊岡市。駅前は蟹で真っ赤だという噂もあったが、時期的なものか不況が原因か、そんな様相は全くなく。

折角城崎まで来たものの、のんびり外湯めぐりをするほど時間に余裕はなく、歴史的文学作品の舞台となった町を散策する程度に。円山川の支流大谿川沿いに広がる情緒ある町並み。川にかかる橋も、柳の並木も、非常に趣き深い。
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せめて足湯くらいはということになって、「一の湯」の足湯場へ。靴下を脱いで、裾を捲って、年配の方々に混ざって足を入れる。若干ぬるかったけど、天橋立の松並木を頑張って歩いた足を癒すには充分。
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城崎温泉を後にして向かったのは、山陰観光地の代名詞とも言うべき「鳥取砂丘」。砂丘に沈む夕陽を見ようと、日本海沿いの道を西進。

沿岸道路というのは、「ほにゃららライン」なんて名前がついて、スピードの出せる道というイメージだったけど、ここは全然違った。鳥取も島根も、海から中国山地までがとても近くて、海沿いの道はすなわち山沿いの道なのだ。「七峠八坂」と呼ばれるほどの険しい道程は、その名の通り、一つ峠を越えても、すぐまた次の峠が待っている。走っても走っても、ナビに表示された砂丘までの距離は、一向に縮まらない。日没の時は、刻一刻と迫るというのに。

砂丘までもう少しというところで、急に視界が開けた。目の前には、懸命に重力に耐えている真っ赤な太陽。「待ってくれ!」と叫びながら、アクセルを踏み込む。

17時前、駐車場に到着。ビデオとカメラだけ持って車を降り、砂丘への階段をダッシュで駆け上がる。陽は、まさに落日の瞬間を迎えていた。背後でビデオを回しながら追ってくるtellを、「ギリギリだよ!」と急かす。

ほんの10秒足らず。砂丘の向こう側に沈んでいく夕陽は、その美しさに思わず飲んだ息を吐き出す猶予も与えずに、茜色の残照を空に映して消えていった。有史以前より、人間がどれほど見事な建造物を創り出そうとも、壮大悠久なる大自然の放つ奇跡的な一瞬の輝きには叶わない。水平線に沈む夕陽然り、満点の星空を駆ける流星然り、圧倒的感動は、実はごく身近にあったりする。
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残念ながら、風紋や砂簾を見ることはできず、砂上に残るのは観光客の足跡ばかりだったが、さらさらの砂に足を取られながらも丘を登り、暮れなずむ空と、うっすらと紅い日本海を眼下に望む景色は、とても美しくて。いい一日の締め括りになった。
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車に乗り込む頃には、すっかり日も落ちていた。本当は幾つかの目的地のうち最西端に位置する場所で宿を探そうとしていたのだが、思うところあって山陰道で松江まで。できれば風情ある温泉旅館にでも泊まりたいところだが、安宿を見つける体力も気力もなく、比較的あっさり見つかった松江駅前のビジネスホテルへ。夕食も朝食もついて二人一泊9000円は安い。ま、それなりの夕食でしたけど。
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明日は5時半に起きて、松江の市街散策と、松江城を見学に行く予定。
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