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悲劇より悲劇的
初来日「パリ国立オペラ」の『トリスタンとイゾルデ』を招待して戴いた。劇場は渋谷オーチャード、S席58000円のチケット(プログラム付)。最高の環境で観られる初オペラ、豪華なチケットを目にしたときからとても楽しみにしていた。

3時開演、休憩を2回挟んで5時間の長丁場。体調はすっかり良くなったものの、まぁ寝ちゃうだろうなと。でもオペラを観る人間に言わせると、それでいいらしい。ここぞって見せ場さえおさえておけば…。

ここぞって見せ場は、恐らく最終幕にありそうなものだけれど、実は演目より悲劇的な出来事が起こり、第3幕を観ることができなかった。理由は簡単。休憩から戻ってみると、既に開演していて、中に入れてもらえなかったのだ。劇場スタッフが告げた時刻迄には戻ったつもりだったのに。同じように締め出された人が他にも2人ほどいて、彼らは大いに憤慨して帰っていった。

オペラは開演に少しでも遅れると、客席には入れないらしい。緊急時の退場は別として、入退場一切禁止。途中トイレに立っても再入場は不可。

いよいよクライマックスという最終幕が観られない。人生初のオペラが最後まで観られない。折角招待して戴いた58000円のチケットが。それも悪いことに、その招待してくれた主催関係者のTさんは、隣りの席に座っていたのに。あぁ、こんな悲劇って。

いくら劇場の人に交渉しても、泣きを入れても、頑として折れてくれることはなく、突き詰めて文句を言うなら主催者と直接話してもらうしかないと。主催関係者の方に招待してもらっているのに、クレームを付けられるはずがない。顔面蒼白で呆然と立ち尽くすとはまさにこういうことをいうのだなと痛感。

義理を思うと帰るわけにもいかず、ロビーに用意された字幕も映らない画像の荒いモニターを、これ以上ないくらい低いテンションで、見るとはなしに最後まで見た。終演後、スタンディングオベーションで湧き上がる客席から出てきたTさんに頭を下げて事情を話し、とほほな感じで劇場を後にした。「オペラはなぁ、そうなんや」とTさんが笑って許してくれたのがせめてもの救い。

上演時間が散々おした挙句、まきで始まったと思われる最終幕。少しでも遅れたら絶対入れないなら、そのニュアンスをしっかりと伝えてほしかった。定刻通りに幕が開かない以上、口頭での告知を頼りに行動するしかないのだから。オペラの常識が、劇場界の常識とは異なる以上、劇場側は説明の仕方を考えるべきだと思う。実際に自腹を切って58000円払っていたとしたら…。あー、考えたくもない。

で、2幕まで(しか)観(られなかっ)たオペラはどうだったのかというと。衣装もパフォーマンスも非常に地味な、どちらかというと映像作品なんじゃないかというくらい多用しまくりの、凡そ想像し期待していたものとは異なるものでした。洋物って演者を見る他に字幕も読まなきゃいけないのに、さらに終始映像が流されていると、とても作品に入り込むことなどできない。これがオペラだと思ったら大間違いなのだろうなということは分かるから、次回に期待。いろんな意味で。でも優雅で格調高いあの雰囲気を楽しめただけでも、それなりに満足はできた。『フィガロの結婚』、『アイーダ』、『椿姫』に『トゥーランドット』、観てみたい作品はたくさんある。
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(非公開コメント受付中)

to ☆K☆
そうなんだよ、それがオペラ界の常識なんだと何度も言われてしまいました。絶対ルールがあるのは、別に悪いことじゃないと思うんだけど、それが周知の事実であるという前提が必要だと思うんだよね。知らないオマエが悪いってのは、あまりに不親切。だと思わない?
to ノエミ
そっか、ノエミは本場パリで観たんだね。
フランス語の字幕で観劇できるなんて、すごいね。。

上演と鑑賞を妨げる一切を断つために、主催者も劇場側も細心の注意を払っているのだなってことには感心したけどね。
でもやっぱり、体調不良ややむを得ない事情で席を離れることはあるだろうし、58000円のチケットをそれでふいにしてしまうのは非常に残念。
芝居にもミュージカルにも、途中入場しても比較的差し支えないタイミングってのがあるし、それはオペラでもそうだと思うんだよね。
折角大勢のスタッフが劇場に詰めているわけだから、演目だけでなく、たった一人の客さえも大事にしようという努力をしてほしいなと思ったわけです。
そんなことがあるんですね!
というか、絶対ルールなのですね。驚き。

培われてきた感覚の違いというか、
優先順位というか、自信というか…非常に面白い!

作品一つ観るだけでも、本当に勉強になりますね。
ryuuさんの日記を読んで、ちょっと脳の皺が波打ちました。(笑)

でも、災難でしたね(v_v)
先月パリ、オペラ・バスティーユで「ドン・カルロ」を観てきました。
NYブロードウェイのミュージカルと違って観劇中騒がしくないのが印象的でした。
裏では途中入場客の出入り他、厳しくチェックされてたのですね・・

それにしても後方に入れてくれるだけでもよさそうなのに、やっぱりひどいですね。。

私が観たドン・カルロはイタリア語での劇で字幕がフランス語でした。
正直、そもそものストーリーを学習していかないと、
字幕を追うので一生懸命で劇を鑑賞するのに集中できない
・・これは私も少し思いました。。
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