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春の枯葉
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先週オンエアだった「アンビリ」で共演した役者(主演だった方)、藤本さんの出演する舞台を観るため両国の「シアターX」へ。「日本近・現代秀作短編劇100本シリーズ」というタイトル通り、上演回数100回を目指して、年2回のペースで公演を行っている壮大なプロジェクト。今回は、#53宇野信夫『俥』と、#54太宰治『春の枯葉』が上演演目。シェイクスピアやイプセンなど、海外の古典は何度かあるが、日本のものはほとんど観たことがない。藤本さんの出演する『春の枯葉』は、台本をネットで見つけることができたので、一読してから劇場に向かう。

「シアターX」がというより、両国に降り立ったことがまず初めて。駅構内には力士の額縁が飾られているし、一歩外に出たら右も左もちゃんこ屋だらけ。場所中なら本物の力士とすれ違ったりしただろうか。

劇場は国技館と反対側だったが、江戸東京博物館もずっと気になっているのだし、次回またゆっくり来よう。台場から水中バスで浅草に出て、両国までゆっくり歩いて博物館へ。夕方から桟敷で相撲観戦をして、夕飯にちゃんこが食べられたら最高だな。

さて舞台。スタッフ&キャストも割かし年齢高めだが、客層も8割9割が年配者。装置は美しく、衣装は趣味に合わないが、全体的にまとまりがあって落ち着いて見られる舞台。役者の稽古量は少なく、通しの回数も数える程度と聞いたが、各々がとても丁寧な演技をする。中でも藤本さんの演技は安定していて、安心して物語に入っていける。

『春の枯葉』に関して言えば、内容の解釈は同じだと思うが、キャスティングと演出がイメージしていたものとだいぶ違う。だが太宰の印象とは敢えて異なる色を出したかったのだろうということは想像に難くない。明らかに役者の力量不足で、ただ台詞を吐くのに精一杯という場面もあったが、古典は得てして長台詞の応酬だったりするので、半端な稽古量じゃ難しいだろう。

落葉して冬を迎え、積もった雪の下で土に還ることもなく、枯葉のまま春を迎える。そこに意味を見出す生き方は、今の自分には到底できないな。落ちたら終わりだと思うから、必死に枝にしがみ付いて生きる。まだまだ、落ちてたまるか。

終演後、藤本さんとご挨拶。今楽屋で、アンビリを録画したDVDが流されているのだと笑う彼。本当にいい役者さんだなと思う。またいつか絡める日が来るといいのに。

江国香織の直木賞受賞作『号泣する準備はできていた』を今更ながら読了。彼女ならではの独特な世界観と、繊細な筆致。どれだけ技術を磨いても、こういう物語は書けないだろうなと思う。女性ってば、なんて複雑な生き物なんだろう。一生理解はできないんだろうな。でも物書きとしては、そうも言ってられないわけで…。

今夜はさほど寒いわけでもないのに、何故だか寂しさが募る。両国からフラフラと彷徨い歩くのもいいなと思ったが、大人しくまっすぐ帰宅。こんな日に一人で1本吸ってみるタバコは、きまってマズい。そろそろリフレッシュが必要かも。
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