love actually is all around us
2007-12-01(Sat)
今日から師走。職場でもクリスマス・ツリーを飾りつけた。だけど全然浮ついた気分にはなれない。ブログの更新も随分滞ってしまった。
週末にはメデタイ予定が2つ重なっているし、そろそろ浮上しなければ。
職場に顔を見せた同僚の娘kannaにクリスマス・プレゼントを渡し、友人の結婚式の司会をするkenさんの原稿を直し、今夜はtellの娘annの出産祝い鍋パーティー。人の幸せを願える余裕はまだあるらしい。
予定より1時間ほど遅くtell宅に到着。既着の土田くんに迎えられ、annを抱きかかえたtellも顔を覗かせる。さっぱりと髪を切ったSさんは夕飯の支度中。
準備が整うまでの間、少しだけannを抱かせてもらう。もう6000グラムもある彼女は、結構腕に応える。でもそのつぶらな瞳に見つめられ、ちっちゃな手のひらでぎゅっと指を握られると、それはそのまんま愛の重みに変換される。
テーブルに運ばれたのは、美味しい豚肉がたっぷり入った真っ赤なチゲ鍋。牡蠣や餃子なんかも入れて、ハフハフ言いながらダクダク汗をかいて食べる。
「ばっ旅」では奇跡的に入手した幻の地酒と書いた「すず音」が、谷中の酒屋でも売ってたことには驚きより落胆の方が大きかったが、すっきりと爽やかな甘みが旅情をそそる。
鍋も酒も旨いし、気のおけない友人たちと、新しい生命が目の前にあって。どんだけ幸せなんだと。
食後に、マスター土田の淹れた珈琲を飲む。annを抱っこしたSさんは、「R不動産」のサイトに夢中。
庭に緑のある広い日本家屋。ここなら子供を育てるにもいい環境。余ったスペースを土田くんと二人で間借りさせてもらって。そんな光景を想像してみる。
二階にある書斎。原稿から目を離し、気分転換に窓を開ける。階下では縁側でannと遊ぶtellと、それを優しく見守るSさん。そこには土田くんのピアノが奏でる優しいメロディが流れていて…。素敵だ。素敵すぎる。
もうすっかり父親の顔つきになったtell。慣れた手つきでannを抱き上げ、お風呂も上手に入れてあげるらしい。愛を語るSさん。彼ら二人の愛情を一身に受けて、健やかに育つann。なるほど。「これでも抑えてる方なんだけどな」と苦笑するtellのブログが、annのことでいっぱいになるのも頷ける。
幸せをお裾分けしてもらった帰り道、多摩川の川面に映る下弦の月を眺めながら、いつまでももらってばっかじゃダメだなと強く思ったのでした。