久しぶりに映画を2本借りて観た。
1本目は手術中に麻酔が効かずに起こる術中覚醒を描いたジョビー・ハロルド監督の『アウェイク』。
設定は面白いのになんだか中途半端な感じで、85分の手頃感よりもぐいぐい見せてほしかった。

2本目はトーマス・アルフレッドソン監督の『ぼくのエリ 200歳の少女』。
スウェーデンのスティーヴン・キングこと、ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストのベストセラー小説を映画化したもの。
この作品についての予備知識は全くなく、薦められて、どちらかといえば気が進まない感じで観たのだが、これが大当たり。
ヴァンパイア版「小さな恋のメロディ」とはよく言ったもの、いや逆にチープに聞こえてしまうかな。
これほどまでに美しく、切なく、そして怖ろしい物語は初めて。
残酷だけど儚く美しい。そして純粋なラブストーリー。
ハリウッドでリメイクされた作品が2010年に『モールス』というタイトルで発表されたようなのだけど、期待しないで観てみよう。