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2009/03
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the special day
今日はとても特別な日。
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余裕を持って起きたはいいけど、準備万端どころか抜け目だらけで、慌てて部屋を出る。一旦職場に寄り、電光石火の早業で体裁を整え、なんとかインタイムで「赤坂氷川神社」へ。今日はフルート奏者の友人Kの結婚式。

お相手のGは、イギリス人チューバ奏者。昨夏、三鷹でBBQをやったときに顔を合わせているが、親日家で、おどけた笑顔がとてもキュート(笑)な大男。

斎主、巫女を前に参進し、鳥居を潜って参列者に迎えられる朱傘の二人。神前式に参加するのは、姉の結婚式以来かもしれない。当時まだ高校生で、しかも縁遠かった姉の挙式に感慨深さも特になく、ただ退屈だった記憶しかない。
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親族ではないため、修祓、三献、指輪の儀、玉串奉奠など間近で見ることは叶わなかったが、日本古来の形式に則り、厳粛に執行される婚礼の儀は、非常に美しく、その場にいるだけで心が浄化されるようだった。
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滞りなく儀式が終わり、最後の写真撮影で、新郎新婦を中心に両家の親族が一同に並ぶ。それを見て、今更ながらに「そっか、これって所謂国際結婚なのだ」ということに気付く。遅っ。
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披露宴は、六本木の「国際文化会館」。深緑に所々淡い桃色の混じる、都心とは思えないほど広々とした庭園が望めるホールにて。挙式は和式だったが、披露宴はイギリス式。ゆったりとした時間の中で、食事と会話を存分に楽しむのが一番の目的。

イギリス式では、新郎にはベストマン、新婦にはブライズメイドという介添え人的なポジションの人がいて、進行上とても重要な役割を果たす。今回は、ブライズメイドが通訳、ベストマンが司会進行を務めた。ベストマンはその名の通り、新郎の親友で、絶対的な信頼の絆で結ばれている。だからこそ、新郎は全ての彼に託し、会はベストマンの器量次第でいかようにもなる。

ベストマンがグラスにナイフでベルを鳴らし、庭園に導かれると、建物の屋上から洋装に着替えた新郎新婦が登場。大きな拍手と歓声に迎えられ、庭園に咲く桜の木の下を、優雅に歩いて参列者のもとへ。まるで皇室のそれの雰囲気。
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参列者にシャンパンのグラスが配られ、何はともあれルネッサーンス!
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食後のデザートビュッフェが豪華で美味。
あれもこれもと手を出して、お皿いっぱい。
どれもこれも美味しくて、お腹いっぱい。
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羽織を脱いで薄着な女性にとって、庭園で食べるには肌寒い今日の気候。
なのでスイーツてんこ盛りの皿を持って、みんな早々に屋内へ退散。
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食事を愉しみながら、いくつかのスピーチ。
披露宴の主役は、なんといっても花嫁の父。元自衛官で、某県議の厳格なる父親が、ときに冗談を交えながら、ときに涙で声を詰まらせながら、英語と日本語で一生懸命話す姿はとても幸せそうだった。スピーチが終わった後の、カーテンコールさながらに鳴り止まない拍手が、その言葉がいかに参列者の胸を打ったかをよく表していた。

ベストマンは、新郎がいかに新婦にとって相応しくないかを、出会いから今までの、いくつかのembarrassing storyを暴露しながら物語り、参列者を爆笑の渦に巻き込んだ。親友だからこそ知っている、親友だからこそ許される、こっ恥ずかしいエピソードの数々。今回がリベンジマッチのベストマン、してやったり、ですな。

そして最後に、花婿の父。「すみません、日本語がしゃべれません」と前置いて、英語でスピーチ。優しく、それでいてとても誇らしげに話す父親の姿が、話し終えて抱擁を交わす親子の姿が、とても羨ましかった。
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披露宴が終わり、千駄ヶ谷の「SHIZEN」というお店に移動して二次会。「ノービンゴ」が唯一のルールという新郎の挨拶に始まり、次々に現われるKの友人たちで、会場はあっという間に人でいっぱいに。
久しぶりに顔を合わせる友人や、英国人とも会話を交わし、あっという間に時間が過ぎる。流石に新郎新婦とゆっくり話す余裕はなかったけど、祝福ムードいっぱいのあの空間に身を置くだけでも、とてもとても幸せな気持ちになれた。
言語やら文化やら、何かと問題もあるのだろうけど、同じ赤い血が通う異なる国の人と一緒になる国際結婚って、もしかしてとても普通で、素敵なことなんじゃないかと思えた。
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Kちゃん、G、結婚おめでとう。
末永く、お幸せに。
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本当は最後まで、せめて終電までその場にいたかったけれど、今日はもう一つ大事な記念日の予定があって、二次会会場から途中退場。中目黒の「椀々」へ。
帰りの運転があったので酒は飲めなかったけど、相変わらず絶品なメニューに舌鼓。さっきまであれだけお腹いっぱい食べたのに、それでも本気で美味しいと思えるのって、スゴイ。美味しいものを食べながら、中身の濃い大事な話をいくつか。決断の時は、刻一刻と迫っている。
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今日が特別な日であるもう一つの理由。
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今日は、迎えられなかった父と母の金婚式なのだ。

49年連れ添って、その間には離婚の危機があったことも知っている。自らの信念のためには、家庭さえも犠牲にする覚悟で闘い続けた壮年期。その父を必死に支え、二人の子を立派に育て上げた母。根底に愛があるからこそ、乗り越えられた茨の道。

還暦を迎え、古稀を過ぎて、残りの生涯をただ母のために捧げようと決めた父が、その約束を果たせないまま、昨年亡くなった。

「(足腰の弱い)お前が歩けなくなったとしても、俺が車椅子を押してどこへでも連れていってやるけんの。そのために俺はきっとお前より長生きしてやるけん、安心しとけ」

そう言ってたのに。

あんなことにさえならなければ、絶対二人、幸せな今日を迎えられたはずで。

今までろくにお祝いもできていなかったから、金婚式にあたる今年こそは、どんなに無理をしてでも盛大にお祝いしてあげようと思っていたのに。

朝、いつものように母にメールを送って、さりげなくそのことに触れた。あと、もうちょっとだったのにね。ダイヤモンドだってきっと大丈夫って思ってたのに。

今日という日に式を挙げたKちゃんとGには、きっと50年迎えてほしい。

様々な想いが去来した、今日は本当に特別な日だった。
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The results, and the birthday of masterpeace
昨年末に火蓋を切った交渉も、七回目を迎える今日でとうとう決着。いい加減な情報開示、適当な理由付け、人を人とも思わぬ傲慢な態度で、弱者を斬って捨てようとしていた先方の、ついに頭領を引き摺り出し、郎党共々頭を深々と下げさせた。多くを犠牲にして闘ってきた成果は、当初の目的を大幅にゲイン。が、勝者と言えども被害者であることに変わりはなく、失ったものを二度と取り戻すことはできない。悔しいけれど、納得なんて到底できないけれど、それでも前へ向かなければ。何はともあれ、同志の皆々様方、お疲れ様でした。
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夜は、特別な日なのに今日の予定は仕事だけと聞いて、急遽tellくんなどに声をかけ、マスピ土田くんのお誕生会を開くことに。でも日中は交渉ごとで全く余裕なく、退社時間に場所も決まっていなければ、プレゼントも用意しておらず。急いで職場を出て、まともに回らない頭と足をせっせと動かして、なんとか形を整える。

場所は久しぶりの「duidui」。最近よく顔を付き合わせる同世代の男女5人で、土田くんの三十路過ぎのゾロ目祝い。寒さに負けて、花見を断念した代わりに買ってきた桜餅に、キャンドルを乗っけてバースデイソングを歌う。祝われる側なのに、要所でしっかりハモりを入れるあたりが彼らしい。普段は、それなりに周囲から尊敬や畏敬の念を抱かれているのであろう面々とは、凡そ想像の及ばぬ低次元な話で終電まで盛り上がり、俄仕込みのお誕生日会にしては、かなり楽しい時間になった。当人も、喜んでくれたみたいで何より。
髑髏城の七人~アオドクロ
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先週の『メタルマクベス』に続き、劇団☆新感線の『髑髏城の七人~アオドクロ』をDVDで。主演の市川染五郎をして、「これぞ現代の歌舞伎の誕生」と言わしめた、いのうえ歌舞伎の代表作。ストーリー云々おいといて、演劇という形で見せる最高のエンターテイメント。3時間以上もの尺を全く長いと感じさせない。何より、市川染五郎がカッコ良すぎ。殺陣はもちろんだけど、舞踊も惚れ惚れする美しさ。一朝一夕で身につけた扇子捌きとはわけが違う。あとはやっぱ高田さんだなぁ。とても魅力的な女優さん。
光の帝国
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少しだけ早めに退社させてもらい、いつもお世話になっているSさんにご招待を戴いたキャラメルボックス『光の帝国』を、「新宿FACE」にて。恩田陸の同名原作を戯曲化した作品。昨年末父急逝の報を人伝に聞き、ずっと気にかけてくれていたSさんからの、あたたかい贈り物。

コマ劇場閉館に伴い、アプルでの公演も叶わなくなったキャラメルが、今回選んだのは「新宿FACE」という小屋。格闘技も行うらしいマルチなハコだけに、パイプ椅子でサイドシートあり。観劇は決して快適ではなかったけど、狭い舞台に転換不要のシンプルなセット。このサイズ、この距離感でキャラメルの芝居を観られるなんて新鮮。

登場する幾人かの設定こそ特殊だったが、軸となる物語はこれといって斬新なところもなく。ただ、今の自分にはどうしようもなくガツンと響くものがあって、クライマックスで涙がドッと溢れる。必死に抑えるのだけど、肩の震えが止まらない。敢えて一名限定で、この舞台を見せてくれた意味が痛いほどわかった。舞台でこんなに泣いたのは初めて。4ヶ月前なら、これほどの感動はなかっただろう。

今夜はmasterpeaceのライブもあったので、終演と同時に劇場を飛び出し、荻窪「velvet sun」へ向かう。そもそも19時15分に歌舞伎町の劇場を出て、荻窪で19時30分スタートのライブに間に合うはずがない。それでも何とか一曲でも多く聴けるように、土曜日の歌舞伎町を、ステップ巧みに走る走る。荻窪に着いてからも、ライブハウスが遠いもんだから、汗だくになりながら走る走る。しかも店がメッチャ分かりにくくて迷ったし。
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2曲目の中盤にお店に到着。席を確保してくれていたtellくんの隣りに座って、土田くんの歌声に耳を傾ける。途中、電車で打ったSさんへのお礼メールの返事が届き、彼の心のこもった優しい言葉に、再度落涙。ゆっくりと瞳を閉じて、masterpeaceの音楽に身を委ねながら、さっきの舞台のあのシーンを振り返りつつ、父を想った。
再会
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裏方というよりお手伝いに近い形で関わった、数年前に地元で行われた某公演。そこで絡んだDが仕事で上京するというので、東京に暮らす同郷の元演劇人数人、渋谷に集まることになった。

約束の時間を過ぎても現れない面子を待っている間のこと。金曜日の夜、場所は泣く子も黙る渋谷スクランブル交差点。そんな時間帯、そんな場所で、ずっとずっと会いたかった人にバッタリ再会する確率。それってどれほどなのだろう。

ふと目があって、まさかと思うのだけど、信号が変わって忙しく動き出す周囲とは無関係に、立ち止まる相手の視線の先に自分がいる。一瞬止まったかのように錯覚した時間の中で、やがて驚きと喜びの感情が湧き上がってくる。この人とは、きっとこういう偶然というより宿命めいた必然によってしか、再会はないだろうと思っていたが、まさに。大きな転機を迎えたこのタイミングで、会わないわけはないはずだと思っていたけど、やはり。縁というのか、絆というのか、不可抗力的な強制力によって引き寄せられるものなのね。すげぇすげぇ。

東京在住元演劇人フロム愛媛の集まりは、宮益坂のそば屋「真希」にて。某大学演劇部出身の面々の中にあって、唯一部外者で世代も上。だけど居心地の悪さは全くなく、Dのキャバクラ初体験の話や、Dの二度目のキャバクラの話、Dのちょっぴり複雑な恋愛の話などで大いに盛り上がる。演劇論を熱く語るシーンなんて一瞬たりともなかった。中には今日が初対面の人もいたのだけど、松山では全く縁のなかった元演劇人と、東京で出会ったわけだ。しかも芝居とは全く関係のないところで。これもまた不思議な縁なのかしら。
つみきのいえ
劇団☆新感線の『メタルマクベス』を見て、イマイチ響かなかったと書いたばかりだが、今夜は友人が客演する東京デスロックの『リア王』を、鶴瀬の「キラリ☆ふじみ」で見てきた。いや、それにしても。シェイクスピア三大悲劇が、喜劇どころか…。解釈も表現方法も自由だけど、せめて舞台として成立する作品に仕上げてから、観客の前に出してほしい。せめてもの救いは、友人の演技力の確かさを確認できたこと。

2008年度アカデミー賞短編アニメ賞を受賞した加藤久仁生監督の『つみきのいえ』を見た。内包する環境問題云々より、優しいピアノの音を背景に、一切の台詞を排除して見せる主人公の、切なくも暖かい物語にじんとくる。長澤まさみのナレーション入りも悪くないが、見ない方がいろんな意味で楽しめる。
疑惑
昼夜の寒暖の差が激しくて、出掛けに羽織る服を迷う昨今。一昨日辺りから調子を崩し、喉の違和感とくしゃみ鼻水、そして何故か右目だけから流れる涙。昨日、風邪薬を飲んでぼんやりした頭で出勤し、同僚に症状を話すと、「もしかして、デビューしちゃったんじゃないの?」嬉しげなにやけ顔。そんなこと欠片も疑わなかったから、言われてドッキリ。さらに追い討ちをかけるように、「この時期だと檜だね」とニッコリ。どうせなるなら庶民的な杉よりは、高級木材でいいんじゃないかなどと一瞬思ったりもしたけど、自分は花粉症にはならない体質だという根拠のない自信が音を立てて崩壊し、この先の辛い日々を思って一気に鬱に。ということで、昨日はマスクをつけて帰宅し、早めの就寝。どうかどうか風邪でありますようにと祈りながら。

そして今日。祈りが通じたか、症状は和らぎ、マスクをつけなくても全く平気。どうやら本当にただの風邪だったみたい。あー、よかった。花粉症になったら山へ行こうというモチベーションなんて上がるはずないだろうから。
分かっちゃいるのに
退社時刻直前に連絡をくれた友人と、「原宿餃子楼」で夕飯。リハを終えて合流することになったマスピ土田くんと、新宿「WIRED CAFE」で待ち合わせ。何故か医療系の話で盛り上がる。「生」と「死」、「生」と「性」。言わずもがなでその尊さや重要性を認識していた過去は遠い昔。今だからこそ真剣に向き合うべきなのだろうが、身近であればあるほど、おざなりにしてしまう。大切なものを失ってからでは遅いのに。分かっているのに、同じ過ちを何度も繰り返す愚かな自分。
メタルマクベス
DVDで劇団☆新感線『メタルマクベス』を鑑賞。もちろん原作はW・シェイクスピアの『マクベス』だが、宮藤官九郎の脚色で、テーマこそ外していないものの、全く違う毛色の作品に仕上がっていた。同じゲキ×シネ上演作品『朧の森に棲む鬼』が素晴らしかったので期待して見たのだが、個人的にはハマらなかった。英国の生家を訪ね、本場RSCで観劇するほど思い入れのあるシェイクスピア作品だったからかもしれない。流れるような美辞麗句で、感情の深淵に迫る台詞の応酬。その言葉の節々、裏側にこそ心の奥底にまで深く突き刺さる真実がある。もちろんそんな狙いは初っ端から敢えて外したんだろうけど。あとは、メタルが性に合わないのかも。昔は聖飢魔Ⅱとかよく聴いていたが。でも劇場で見ればまた違ったんだろうなとも思う。それにしても松たか子のキレっぷりにはゾクゾクした。彼女は舞台でこそ活きる女優。『パイパー』観たかったなぁ。
丈ちゃん
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桃園文庫に寄った帰りに、中野の串焼き屋「丈ちゃん」へ。とっても庶民的な店構えで、中に入ってもやっぱり庶民的な感じなんだけど、メニューは結構レアもの揃い。初めて食べた鳥刺の美味いこと。それでいて値段も庶民的なのだから嬉しい。
純喫茶磯辺
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吉田恵輔監督『純喫茶磯辺』。遺産を手にしたダメ親父が、思いつきで始めた喫茶店。店を巡る緩い人々の緩いコメディ。何がどうってわけでもない緩いエピソードを通して、女子高生の娘の成長と、家族の絆的なものを描いている。好感の持てる人物というのがまず登場しないのだけど、麻生久美子のダメ人間っぷりは、客観視する分には痛ましくもあるが、微笑ましくもあり。自分なりの正義感や価値観、スタンスみたいなものは持っているのだけど、周りから認められないどころかイラッとさせてしまう。こういうタイプのキャラ演じさせたら彼女は抜群に巧いけど、実際のところどうなんだろう。

そもそもこのDVDを借りるきっかけは、ジャケを見て、中野「CAFE桃園文庫」にとても似ている雰囲気を感じたからだが、登場人物の一人一人が、実際の常連客と容姿からキャラクターまでそっくり。桃園を舞台に物語を考えるなら、全く違う路線にしないとパクりになっちゃうな。
髪切ってやいやい
引退の噂もあった、お世話になっているカリスマスタイリストMちゃん復帰の報を受けて、早速表参道「unjour」へ。前回切ったのは確か昨年のイヴだったような。てことは3ヶ月近くも切ってなかったのか。今回はとても短く切ってもらった。やっぱ短髪似合わない。Mちゃんに切ってもらってこれなんだから、どうにもならん。でも洗髪はかなり楽。
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カット後、食事処を求めて散々原宿を彷徨った挙句、ずっと気になっていたお好み焼き屋「やいやい」へ。モダン焼きも美味かったが、一切小麦粉を使用しない山芋焼きが最高。具はアボカドを選択したのだけど、爽やかな甘みがあるさっぱりした味。黒糖梅酒も絶品だったし、毎度の混雑ぶりにも納得。店構えからしてお洒落な感じなわけも、代官山「アフリカ」や銀座「砂漠の薔薇」などの系列店だと知ってさらに納得。予約してでもまた来たいお店。
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MIDSUMMER CAROL ガマ王子VSザリガニ魔人
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昨日のブログに書いた映画『パコと魔法の絵本』の原作となった戯曲、後藤ひろひと作×G2演出の『MIDSUMMER CAROL~ガマ王子VSザリガニ魔人』。そういえば友人からDVDを借りていたのだと思い出し、映画があまりに面白かったので、先にこっちを見ておくべきだったと若干後悔しながら鑑賞。
映画に比べれば勝てるはずもないセット、台詞のテンポや耳に馴染んだフレースの違いに戸惑いながらも、物語が進むに連れてその違和感は徐々に薄れ、いつの間にか舞台ならではのライブ感や躍動感にガッツリ引きこまれた。
ガマ王子を演じる主演の木場勝己さんが素晴らしかった。役所さんでは泣けなかったシーンで、ホロリと涙が零れた。物足りなかったのは、阿部サダヲがいなかったことかな。主演の女の子は、彼女なりにとても素晴らしい演技をしていたと思うが、やっぱりアヤカ・ウィルソンには勝てない。
映画と舞台、どっちがよかったと聞かれれば、舞台と答える。
パコと魔法の絵本
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DVDになるのを待ちかねていた中島哲也監督『パコと魔法の絵本』を観た。もとは後藤ひろひとが書いた『MIDSUMMER CAROL~ガマ王子VSザリガニ魔人』という戯曲で、G2演出の伊藤英明と長谷川京子初舞台作品として話題を集めた。らしい。

極彩色の中島ワールド炸裂。内容に深みはないが、豪華キャストが妖怪ものさながらに誰が誰なのか分からないほどド派手なメイクで、テンション上げ上げにはっちゃける。面白かったなぁ。

狂言回し的役どころを務める阿部サダヲはやっぱ最高。ともすれば主役を食うほどの存在感。真正面から受けて立つ役所広司も流石。土屋アンナは今や中島監督作品には欠かせない女優だし、その他舞台出身の役者たちが活き活きと暴れ回っていた。でもそんなベテラン役者陣も、アヤカ・ウィルソンの笑顔に及ばない。とにかく、めちゃくちゃ可愛い。

本当に素敵な作品で、是非とも子供と一緒に観てもらいたいのだが、カエルが大の苦手なtellくんには非常に厳しい映画かもしれない。

誰かの記憶に残りたいと願うこと。いつか父が発した、とある言を耳にして以来ずっと気になっていて、何かの機会に作品に盛りこもうと思っていたテーマ。もっと掘り下げて、いつか自分なりの物語を書いてみたい。
別荘、的な
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遊覧船が横切る長閑な河口湖の風景を、宿の露天風呂から眺める優雅な朝。湖畔のカフェで朝食を摂ってから、昨年初夏以来の「富士急ハイランド」へ。平日の朝だし、今日は乗り放題だと意気込んで入場するも、駐車場がほぼ満車。当然園内も尋常ではない混雑ぶり。普段の休日より寧ろ混んでたんじゃないか。修学旅行に卒業旅行、おまけにお受験合格おめでとうキャンペーン的なものまで開催中だったらしい。結局新設の「ナガシマスカ」だけ乗って、早々に退場。それも2時間待って乗るほどの代物ではなく、非常に残念。
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モヤっとしたときは美味いものを食うに限る。ということで、河口湖来訪の際には必ず来店する「不動」で、相変わらず絶品のほうとうを食す。そして食後は「富士眺望の湯ゆらり」で、五右衛門風呂から富士を望みながら、黄砂と疲れを洗い流す。風呂上りに座敷で横になり、小一時間ほど眠ったのだけど、それがとっても気持ちよかった。
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ちょっとした遠出にピッタリの河口湖、そして「湖龍」。富士急があって、美味いほうとうを食べられて、温泉でゆっくり。別荘として最適な環境。また思いついたときに、気軽に来よう。
再び湖龍へ
一昨日覚えた違和感が、夜には発熱を伴う腹下しとなり、夜中、寝ながらにして全力疾走しているような激しく苦しい呼吸に。土曜の朝になっても熱は引かなかったが、そんな日に限って人手不足で休むわけにもいかず、フラフラになりながら家を出る。途中何度も気分が悪くなって車内でへたり込みそうになったが、這う這うの体で職場に辿り着く。だけど、39度の熱ではとても仕事にはならなくて、ただでさえ少ない面子に余計な手間をかけさせる結果になってしまった。申し訳ない。

今日の日中までゆっくり休んで、腹の具合こそ本調子じゃないけど、熱は下がり徐々に復調。ということで夜、中央高速に乗って一路河口湖へ向かう。本当はとろっとろのお湯が魅力の七沢温泉へ行くつもりだったのだけど、チェックインが夜中になるので温泉旅館は断念せざるを得ず。

体調を崩していたので宿の予約も取っていない。当日予約で深夜チェックインさせてくれるとこといえば…。困ったときの河口湖「湖龍」。即決。都内から1時間半もあれば着くし、新鮮味もゴージャスさもないけど、無難。

日付の変わる少し前に到着。ロビーには、いまだに片されていない立派な雛壇。フロントの女性、ちゃんとお嫁に行けたのだろうか。ま、そんなことはさておき、何はともあれまずは風呂。明日は一日のんびりしよう。
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『銭ゲバ』最終回
『銭ゲバ』最終回。金持ちになって幸せになってやると心に誓い、そのためには人殺しさえ厭わず数々の犯罪に手を染め、結果見事に勝ち取った大会社社長の椅子。
その過程で、世の中は金だという信念を、周りの誰も覆すことができなかった。絶望した主人公は、母親との思い出の場所で、ダイナマイトを腹に巻きつけ、壮絶な爆死自殺を図る。
導火線に火がついてから、走馬灯のように脳裏を巡るのは、所謂「普通の幸せ」。健康な両親のもと、安定した家庭に育ち、進学も上手くいき、恋もして、人並みに働き、結婚して、親孝行だってできて。
大金持ちになんてなれなくても、ごく普通の生活の中に幸せはある。確かにそうだ。だけど主人公は、なりたくて貧乏になったわけじゃなく、殺したくて人を殺したわけでもない(一人目は)。走り始めたばかりなのに、貧しさから犯した罪で、彼はもう二度と人生における正規のルートを走ることは叶わなくなった。彼は一体どう生きればよかったのか。
世の中、金が全てではない。でも、金は非常に重要なものであり、浮世の沙汰さえ金次第というシビアな現実は、ズシリと重くのしかかった。金なんてと笑い、金なんてと怒った登場人物が、金で取り戻した幸せで複雑な笑みを浮かべるラストに爽快なカタルシスはなく、「もう一つのエンディング」も、後味の悪さを残して幕を閉じた。
作者、製作者側の意図が、視聴者にどれほど伝わったのだろう。実際不要とも思われる最後の最後に挿入された「もう一つのエンディング」。映画ではなく、ドラマだからこそ用意せざるを得なかったのだと思うが、とことんまで視聴者を信じるなら、あの教訓じみた台詞抜きで、衝撃的にエンドロールを流してほしかったな。
予兆
連日終電近くまで誰かしらと会っていて、本当は今日もその予定だったのだが、帰宅直後に一息ついてそのまま起き上がれないほど。疲労、というよりどことなく身体に違和感を覚える。会う予定の友人から連絡が入り、若干の変更に対処できる気力が湧かず。結局流れで日程延期に。なんなんだろう。
般゜若
センター街を歩いていて、頬に冷たいものを感じて空を見上げる。夜空からぽつぽつと霙が落ちてくる。雪が雨と空中で溶け合ったものだけに、落下速度もその中間。小さな流星群が降ってくるようでとても美しかった。

東急で買い物を済ませた後、急遽連絡のついた友人Kと下北沢で会う。とりあえず夕食をということになり、偶然というよりは導かれるように、今週日曜にオープンしたばかりのカレー屋「般゜若(ぱんにゃ)」へ。カレー屋巡りが趣味だというタレント松尾貴史がオーナーのお店。芸能人の店なのに、下北沢の外れにひっそりと店を構え、手作り感のある店内も小ぢんまりとカウンター11席のみ。
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開店して今日が三日目だから営業スタイルも不確定だが、今のところルーがなくなり次第その日の営業は終了らしい。駅から電話をかけると「あと2食」だというので、雨の中を早足で店に向かって滑り込みセーフ。
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3年かけて研究を重ねたカレーは、さっぱりしているのにコクがあり、甘みと辛さが絶妙に絡み合って美味。あっという間にペロリと完食。下北沢でカレーを食べるなら、駅から少し歩くけど、またここに来たいなと思う。

Kとは久しぶりに会うわけじゃないけど、昨年はブレストが目的で会うことがほとんどだったため、今日はゆっくりとお互いの近況報告などをGDPで(豪徳寺のデニーズでパンを食べながらの略)。昨日、一昨日とはまた違った立場で話を聞いてもらったり、同郷同志の胸の内を吐露し合ったり。気持ちを整理するのは決して簡単じゃなく、気が楽になるってわけでもないけど、何につけても、話すことで再確認できる心情というのは確かにある。
火曜日は定休日
ミニFM時代や一緒にラジオドラマを創っていた頃は、打ち合わせやリハなどで頻繁に顔を合わせていたが、ここ数年なかなか会えなくなったナレーターの広瀬未来さんと中目黒で待ち合わせ。実力と人柄が評価され、昨年フリーに転向したばかりだが、現状維持どころか右肩上がりの業績を残しているのは素晴らしい。

彼女のブログで紹介された「HIGASHIYA」という和カフェがずっと気になっていて、今日は是非そこでという予定だった。のだが、寒風吹きすさぶ中、目黒川沿いを凍えながら歩いて行ったにも関わらず、なんと定休日。ガックリと肩を落とし、煌々と明るい月の下を駅方面に戻る。
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結局無難に「chano-ma」へ。十年来の付き合いで、絶対の信頼と尊敬の念があるからこそ話せること。もちろん他愛もない世間話も含めてだけど、終電タイムまで喉が痛くなるほど喋り続ける。昨日のtellくんとは違う視点で、喜怒哀楽交えた、人間らしく温かみのある言葉と表情で、丁寧に会話する広瀬さん。人生における重大な岐路に立った今、こうやって真剣に話を聞いてもらえる友がいることに感謝。
不景気を目の当たり
渋谷から直行バスに乗って、久しぶりに六本木ヒルズへ。けやき坂で降りて、tellが来るまでの間ヒルサイド・ウエストサイドをぷらぷらと歩く。店の電気は煌々と明るいのに、閑散と静まり返ったヒルズ。軒並み棚卸しでもしているのか、もしくはドッキリかと思うほど寂しい構内。いくら月曜の夜とはいえ、数年前では考えられない光景。
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スタバでソイラテを飲みながら待っていると、いつもながらのにこやかな笑顔でtellくん到着。以前よく食べたクイックパスタの「Te」で軽く小腹を満たし、あれから小一時間ほど経ってもやっぱり閑古鳥の鳴く店々を見て回る。

一人じゃ入りづらい店は、二人でもやっぱり入りづらかったけど、あからさまに暇そうな店員たちも、積極的な接客をするほどモチベーションは上がらないらしく、店を出て行くのもすんなり。結局お目当ての品は見つからずじまいな上、世の不景気を思いっきり目の当たりにして、テンション急降下。
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買い物を続ける気にもなれず、いつぞやの飲み会で使った六本木の新橋こと「すし居酒屋松ちゃん」に移動。何でも話し合える掛け替えのない親友だからこそ吐露できる心情、打ち明け話、頼みごと。何気に二人でゆっくりという機会はここのところ持ててなかったから、いろんなことすっかり吐き出せて気持ちも少し軽くなった。
20世紀少年
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昨日慌しく動きすぎたし、一日ぼんやりと過ごす。何か物足りないような、忘れているような気がずっとしてはいたのだけど、結局深夜になるまで、今日が友人のイベントの日だったことを思い出さずじまい。手帳には、会場のある「鴻巣駅」へのルートまでしっかり書き込んでいたのに。

映画『20世紀少年』を見た。浦沢直樹の同名原作漫画を60億かけて堤幸彦監督が映像化。実は最終巻だけ未読なのだが、21巻までは原作を読んでいる。映画化とは、原作に忠実であることではないのだと分かりやすく教えてくれる作品。より類似した、できるなら完コピをと、それだけに拘って全く内容の薄い作品に仕上がっている。原作に内包された深長なるテーマは見事にすっ飛ばされ、画的に面白そうな表層だけ掬い取るのに60億もかけて、映画化の方向性を見事に誤っている。面白ければ勢いで第2章をレイトショーで観にいこうかと思っていたが、とっても眠くなったのでそのまま就寝。

最終巻を手に取る前に、原作を最初から読み直そう。そう思うきっかけを与えてくれたことが、この映画を観た収穫かな。
drive alone Saturday
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午後から店主不在の「CAFÉ桃園文庫」へ。ソファ席で看板娘メルシーと戯れながら、ナポリタンとピーチパイを食べる。どちらもお世辞じゃなく美味。
読書やら空想やら午睡やら、カフェならではのまったりとした幸せな時間。
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日没後、職場に車を置いて、原宿「adidas」で目をつけていたトレッキングシューズと、ベロアのジャージ上下を購入。

帰りに寄った某所で、一人カップ麺を啜りながらドラマ『銭ゲバ』を見る。以前にもこのブログで紹介したが、銭ゲバの銭ゲバたる生き様を、手加減なく描ききっている。視聴率やスポンサーに媚びない奮闘ぶりは賞賛もの。一体どんなラストが用意されているのか。非常に楽しみ。
歩いても歩いても
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是枝裕和監督『歩いても歩いても』を観た。水難事故で亡くなった長男の命日に、実家に集まった家族の一日。ときに面倒臭くて、ときに煩わしい家族の、何気ない会話、何気ない日常。人生における重要なテーマは、まさしく普遍的な生活の中にこそ、目立たぬように、寧ろ目を逸らしてしまいがちな場所に、されどもそこかしこに鏤められている。

家族だから優しくなれるという形式的に美化された通念ではなく、逆に家族だからこそ残酷にもなれるという、繕った常識的体裁をペラリと皮一枚剥いで見せられた感じ。でもそこに嫌悪感はなく、愛おしい郷愁の念さえ覚える。

「人生は、ちょっとだけ間に合わない」
それは毎日休むことなく必死に走り続けても、休み休みのんびり歩いていたとしても、きっと同じ。納得の度合いとか、後悔の多少はあるかもしれないが。だからって人生怠けちゃダメだけど、自分に合った歩幅で一歩一歩。その結果、間に合わなくて抱く後悔や心残り、残念な気持ちというのは、ただ落胆すべき重石ではなく、忘れべからざる大切な心を残すための宝石なんじゃないだろうか。

なんて本当はそんな簡単に割り切れないんだけど。是枝監督自身、数年前に母親を亡くし、「何もしてやれなかった」という後悔がこの作品を撮るきっかけになっているらしい。

子供たちを見送った帰り道、「次は正月か」と呟いた父。帰りのバスで、「正月はいいだろう」「やっぱり日帰りでよかった」と話す息子と嫁。そんな会話がなされているとはつゆ知らず、階段をえっちらおっちら上る老夫婦の背中が切なくて切なくて。『おくりびと』に負けない素敵な日本映画でした。

因みに、同じ日にtellもこの映画のレビューを書いているが、隣に座って観たわけじゃなく、ただの偶然。でも数ある映画の中で、同じ日に同じタイトルの映画を観ているのはちょっと不思議。
ちばき屋
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街歩きからそのまま勢いで山にも登れちゃいそうなトレッキングシューズを探しながら、久しぶりに裏原の店をkenさんと冷やして回る。その後、品川経由で湾岸を車で東進し、今夜はkenさん絶賛のラーメン屋「ちばき屋」へ。
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何が特別ってわけじゃないのに、大盛りでも最後のスープまで残さず平らげてしまうほど美味。あ、本来ラーメンってこうだったよなと思い出させてくれるような、いい意味でスタンダードな味。葛西まで足を延ばした甲斐がありました。
想像の翼
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仕事後、代田橋の某スタジオへ。今夜が国内最終となる某リハーサルを、特別に見学させてもらう。男子禁制なはずの空間に、スタッフでもないのに紛れ込んだわけだが、現場を仕切っている人間が暖かく迎えてくれたおかげで居心地も悪くなく。スタジオに到着後ほどなくして始まったリハを、食い入るように…とは見えない程度に、ときに目の遣り場に困りつつ、ともすれば弛緩しそうになる頬を引き締めながら、芸術作品として鑑賞。本番まで現地リハ5日を残して完成途上だが、想像以上のクオリティに、それこそ目が離せない。

想像を遥かに超越凌駕する現実が存在することも事実だが、日常的現実に、心躍り胸弾むような緊張感を与え、明暗寒暖の色合いを演出するのは、空想妄想の所産ゆえ。見えないものを見、聴こえないものを聴いた気になって、想像力の翼は世界の果てまでも一瞬で連れ去ってくれる。

撤収後、西新宿のファミレスでスタッフや演者さんたちと軽い打ち上げ的夕食会。ここでは7名中男一人。いろいろと気を遣わせてしまった感じがして申し訳なかった。帰路、環八を運転しながら見えた朧月がなんとも幻想的で、絵に描いたような美しさ。マカオで見る月は、どんな風に見えるのだろう。
目指せ、マッターホルン。
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書籍雑貨のセレクトショップにも陳列され、高い評価を得ている石塚真一の『』。ずっと気になったいたこの漫画をようやく手に取り、6巻まで読了(現9巻まで発行)。主人公は、山岳救助のボランティア。彼の活躍を通して、山の魅力、山に魅せられた人たちの生き様、命の尊さが、ときに優しく、ときに壮絶に、迫力の展開で描かれている。

本格的に山登りに挑戦してみようという気持ちは、前々からなくはなかったのだけど、この本を読んでさらに思いは強まった。時間もお金もかかることだし、生活が落ち着くまでは年に何座登れるか分からないが、いつかは日本アルプスや冬山にも足を踏み入れてみたい。何年かけても百名山を完全制覇したいし(「富士山」と「石鎚山」は登頂済み)、自信がつけば海外にも。目指せ、マッターホルン

まずは手始めに丹沢山系筑波山あたりを年内に。そのためには、この鈍りきった身体を鍛えなおさなければ。なるべく歩くようにして、筋力トレーニングも始めなければ。クライミング・ウォールがあるジムに通えればベストなんだけど。
ぐるりのこと。
年明けに始まって、六回を数えた交渉事も、本日をもってようやく収束。この間、事前協議やら、足を使っての訴えかけなど、数多の時間を犠牲にし、肉体も精神も磨り減らして闘ってきたわけだが、その結果として、原告側の要求はほぼ通過。先陣で旗を振った団長でさえ驚きを隠せないほどの成果を得て、全面勝訴の幕引きとなった。後日正式な謝罪の場が設けられて完結となるわけだが、努力は報われても、失ってしまったものは取り戻せない。やりきれなさを、最後まで引き摺ることになるだろう。
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橋口亮輔監督『ぐるりのこと』を鑑賞。気恥ずかしくなるほど赤裸々な描写が、ときに笑いを誘い、ときにグサリと胸を刺す。序盤から繰り広げられた、週に3回のセックスを巡る、価値観の全く異なる夫婦間の遣り取りなど、どこかで聞いたような台詞の応酬で、若干ヘコみながらも口許が緩む。
折り目正しく生きたいと頑張る妻の脆さと、いい加減に見えて、決して流されるわけではなく、しなやかに、しっかりと人生を受け止められる夫の強さ。全然違う二人なんだけれども、何があっても絶対に離れない。諦めずに、二人でいること。繋がり続けていくこと。疲れていても、腹が立っても、面倒臭くても。それらを潜り抜けてこそ、先に見える何かがある、のだろう。
反省しきりの鑑賞後、妙に清々しい気持ちで一件の電話を受ける。心が軽くなったせいか、会話が弾み、自然と笑いがこぼれる。ぐるり、自分の身近にいる友人、同僚、恋人、家族。大事な人間関係をついついおざなりにしがちなとき、この映画を観るといい。
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