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2007/12
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寝正月ならぬ寝大晦日
昨夜ベッドに入ったのは26時頃だっただろうか。今朝8時くらいに一度トイレに起きたが、すぐまた眠りについて、結局起きたのは夕方の5時。泥のように寝た。

夕飯を食べて、少しまったりとしてから温泉へ。昨日は流石に、気力はあったのだけど、帰りの運転に自信が持てず断念したのだった。実際、実家の風呂で意識飛びまくっていたし、我慢して正解。

身体を清めてから初詣に向かおうという客で、大晦日の温泉は芋洗い状態に違いないと思っていたのだが、駐車場に着いてみると案外空いていた。これならと思い、電話をして両親を連れに戻る。親父と話をしながらサウナで汗をかき、露天の湯で疲れを癒し、互いの背中を流し合う。もうこれだけでも頑張って帰省した甲斐があるというもの。

帰宅後、あと数分で年が明けるというのに、早々に床に就いた親父に苦笑しつつ、母と一緒にカウントダウン。新年の挨拶を交わしてから、今夜も早めにベッドに入る。石手寺で打つ除夜の鐘の音を聞きながらの、何年ぶりかで実家にて迎える年越しの夜。
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18きっぷで年末帰省
昨夜は帰宅直後、ベッドに腰掛けたその勢いで眠ってしまったため、午前3時に起きて帰省の準備。緊張していれば、どんなに朝早くでもちゃんと起きられるもんだ。感心感心。

0520登戸駅集合。前回18きっぷの旅奈良篇は一人旅だったが、今回は同伴者がいる。それはとても心強い。とはいっても、旅慣れているのも、18きっぷ経験者なのもこっちなんだけど、ヤバいほど睡眠不足な現状だから、話し相手がいて、例えばどちらかが寝てしまっても起こしてくれる相方がいるというのは本当に有難い。だって今回は、1度でも乗り過ごしたり、連絡をミスれば、今日中に松山に帰れなくなってしまうのだから。
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ということで、まだ暗い中を前回同様登戸から南武線に乗って川崎まで。そして東海道線に乗り換えてひたすら西方へ。行程は、最寄り駅0512→0518登戸0527→0554川崎0605→0805沼津0809→1015浜松1030→1103豊橋1107→1230大垣1235→1310米原1323→1347野洲1402→1624相生1625→1727岡山1744→1838高松1916→2032観音寺2049→2203伊予西条2228→2304今治2339→2415松山という計19時間の強行軍。本州での乗り換えは、駅弁を買う余裕もなく、キャリーケース抱えて階段を駆け上がり、駆け下りる。重くても腐らせるよりはと大量に持ってきた蜜柑が重宝した。そのせいもあって、やっとありつけた高松での立ち食い饂飩がとっても美味しかった。
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旅の前半はほぼ睡眠。中盤から同伴者が役者だったこともあって、芝居やらプライベートな話で盛り上がり、後半はお互いの舞台の脚本に関してブレストをガッツリ。テンションを上げたり下げたりしながら、来年に向けてモチベーションを高めていった。

そうこうしていたら19時間もさほど長くは感じなかったのだが、やっぱJR四国のやる気のなさだけは勘弁してほしい。上記行程を見てもらえば分かるように、本州から瀬戸大橋を渡って、香川県の高松に18時38分には到着しているのだ。高速を使えば2時間、140キロ程度の距離を、何故5時間半かけなきゃいけないのか理解に苦しむ。車で下道を走ったってそんなにかからないはず。寂れた町の無人駅に何度も何度も停車して、乗り継ぎも非常に悪い。まさに鈍行。おかげでドッと疲労が増した。

最後今治・松山間は特急しか走っていなかったけれど、最終的に日を跨いでしまったけれど、何はともあれ、無事松山に到着。同伴者とはここで別れ、遅い時間にも関わらず、車で迎えに来てくれていた父と運転を替わって、実家に着いたのは24時45分。流石に、疲れました。
撮影二日目
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撮影二日目。昨夜は珍しく寝つきが悪かった。雨が残って今朝はロードワークにも出られなかったし、無駄に緊張してしまわないか少し心配。

今日は7時集合。かなり余裕を持って到着したが、大勢のエキストラさんたちが既に待機中。でも不思議なことに、昨日より気分はリラックスしていたし、ドキドキ感よりワクワク感の方が強かった。今日は自分の見せ場があって、いつも以上にテンパっていてもおかしくないのに。

今日も詳細は書かないが、23時、都内二箇所と川崎でのロケを無事に終了。拙い演技とはいえ、今の自分の精一杯は出しきれたと思うし、何よりとても楽しい現場だった。ディレクターKさんや、他のスタッフの方々、そして今回主役のFさんのおかげです。本当に感謝。新年明けて開始する編集作業上、なるべくなら迷惑のかからない画が撮れているといいなと切に願う。

番組は来月下旬にオンエア予定。日が近づいたら改めて告知します。

さて、明日から帰省だ。年末年始を実家で過ごすのは何年ぶりだろう。
撮影初日
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あるきっかけがもとで知り合った番組制作会社のディレクターKさんに声をかけて戴いて、フジテレビの某長寿人気番組の撮影に今日から二日間、役者として参加することになっている。久しぶりの役者、しかも映像。いきなり上手くやれるはずもないだろうが、仕事として引き受けた以上はやれるだけのことをやるのみ。実は今年、出版関係で親友の厚意を無にした苦い経験もあり、その彼も無関係ではない仕事だけに尚更、絶対中途半端なことはできない。気合と覚悟だけはフルで立ち向かう。

4時前に起きて、キンキンに冷えた朝の空気を吸い込みながらロードワークへ。緊張を解すためには、やはり運動が一番。夜よりは軽めに、身体を温める程度にジョギング。帰ってすぐにシャワーを浴び、準備を整え、一旦職場に寄ってからタクシーで青山へ。

6時半集合でロケバスに乗り込み、荒川沿いの最初の現場に。流石に最初のシーンは緊張した。心身ともにガチガチだった。でも相手の役者さんが非常にやりやすい人で、テイクを重ねるごとに緊張も解れ、場所を移動してエキストラの方々とも交流を深めていくうちに、どんどん楽しくなっていった。撮影中のエピソードなど、詳細はまだ触れない方がいいと思うので、それはまた後日。

今日の撮影は、香盤表のスケジュールよりかなり早く終了したので、3食目のロケ弁を食べて早々に帰宅。雨が降り始めたのでロードワークに出られなかったのは痛かったが、ゆっくりとシャワーを浴び、台詞を覚えながらストレッチをして就寝。明日も早い。
気合入れて
昨日髪を切ったのも、今夜職場の忘年会を早々に退席したのも、明日からの撮影のため。

今夜のロードワークは少し遠くまで足を伸ばし、縄跳びの回数も若干多め。シャワーを浴びた後はしっかりとストレッチ。

さ、気合注入。猪木にビンタにしてもらいたい気分。
hinges
今年一年を締めくくる競馬の総決算「有馬記念」は、伏兵マツリダゴッホの優勝で波乱、レース史上最高の払戻し金を叩き出した。馬の名前もメデタイが、3連単の配当金額800880円もなんだかメデタイ感じ。中山巧者で一発あるかもとは思っていたが、まさか勝ってしまうとは。ジョッキーも関係者さえも驚いたのだから、フツーに買っては当たるはずもなく。
最終レースは「ハッピーエンドカップ」。ここも伏兵馬のワンツースリーで中波乱。狙い馬が2着に入り、複勝ゲットで今週分の負けは全て取り返すことができた。レース名通りの結末で満足。
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次の予定まで少し時間があるので、トレーニングウェアに着替え、i-podを腕に装着してロードワークへ。今週末までに3キロ減を目指す。神社の境内で縄跳びと腹筋。鈍りきった身体は相当重い。食事も制限しなければ。

夜はtellと四谷で待ち合わせ、以前某舞台で共演した黒田百合さんの公演に。公演といっても、舞台は普段レッスンで使用している所謂稽古場的小空間。窓側をステージにして、向いの壁側に椅子席が一列、座敷が二列。観客数は約30名。ちょっとした発表会的なものだろうと思っていたし、実際最初の3組までは目の前で踊るダンサーたちの動きや息遣いを、穏やかな気持ちで眺める余裕があった。
が、4組目に登場した杏奈さんの身体能力と豊かな表情、その視線が貫く強烈なベクトルに度肝を抜かれ、最後に登場した黒田さんのユニット「KONY」が醸し出す、美しき混沌の世界に引きずり込まれた。

終演後、久しぶりに黒田さんと少し話す機会が持てた。既に共演者ではなく、彼女の一ファンでしかなくなりつつあった自分は、感動を上手く表現できずに困惑気味だったが、関係は違えど、彼女との未来に可能性がある以上、モチベーションを変えなければ、いや変えようと強く思ったのでした。

その気持ちを大事にしつつ。今回の『hinges』は来年発表予定の『helena』の一部抜粋。これは何としても見なければ。
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tellと別れて、渋谷で行われている某忘年会の二次会へ。各界で活躍している懐かしい面々との再会。既に出来上がって、過剰に上がったテンションにはついていけず、時間もあっという間。なんだかよく分からないうちに終電で帰宅。早くも腹筋が筋肉痛。
Christmas Party in Aoyama
今日はtell一家と、彼の義妹夫婦宅で少し遅めの引越し祝い&ちょっと早めのクリスマス・パーティー。場所は青山にある某高級レジデンス。夜景はご覧の通り。「六本木ヒルズ」と「東京タワー」に挟まれて「東京ミッドタウン」がくっきり。先日見てきたミッドタウンのイルミネーションをこんな高くから眺望できるなんて。
東京タワーのクリスマス・イルミネーションもすごいことになっていた。通常午前0時で消えるライトアップ。「その瞬間を見た二人は永遠に幸せになる」という『ライトダウン伝説』。逸話自体知らないではなかったが、伝説として名前まであったとは。12月は午後8時に時間を早め、点灯時は40000個の光が幸せな二人を…。あー、どうでもいいか。
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テーブルには二人が作ってくれた美味しそうな料理が並び、ステレオからはクリスマスソングが流れている。一緒にいるとそれだけで穏やかな気持ちになれる友人たちと、今年は赤ん坊もいて、嬉しそうに吠える犬もいて。
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生ハム寿司やロールキャベツ、どの料理もとても美味しかったが、ブロッコリーのクリスマスツリー・サラダは見た目にも楽しくて最高。因みに中はポテトサラダが入っている。
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食後にはもちろんケーキ。マスカルポーネのケーキ(画像右)はなんと定価4000円。これを5人で切り分けたから、1キレ800円のショートケーキ。もちろん美味しかったし、食べ応えも満点。
終わった後には、annをあやしてみたり、犬と戯れたり、Wiiで遊んだり。ホームシアターの迫力もすごかったな。
穏やかに、ゆっくり時が過ぎ行くクリスマス。いい時間でした。
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tellと二人で散々歓声を上げたこういう夜景も、住み慣れると当たり前になってしまうんだろう。でもカーテン開ければ港区を一望。天気のいい日には富士山まで見える。いつかは自力で住めるようになりたいものです。
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before Chiristmas in Ginza
待ち合わせた銀座のカフェが見つからない。地図片手に、夜の蝶が舞う華やかな銀座外堀通りをウロウロと彷徨うのは結構恥ずかしい。時期も時期だし。店に電話して指示通り来たのに、そこにあるはずの店はなく。呼び込みのお姉さんに怪しげな目で見られつつ、恥を忍んでもう一度店に電話。「書店から新橋方面に向かってすぐ右ですよね」と確認し合う。やはり間違っていない。そして切り際、「あ、店の名前が変わっています」

「最初に言えーーっ!!」

てことで、なんとか店に到着し、広瀬さんの到着を待つ。「青春18の旅」で購入したシャガールの『誕生日』について、感情のコントロールについてなど熱く語らう。そして、構想中の戯曲について、初めて人に話す。といっても、最近ようやく固まりつつある作品のテーマについてだけど。断片的に浮かぶシーンなどはまだまだ人に話せる段階ではない。
言葉にすることで、頭の中も整理できるし、矛盾も見つかる。何より、誰かの意見を聞けるというのはとても有難いこと。創作意欲が少しずつ高まってきた。
法隆寺と阪神競馬場
一晩中賑やかなペアシートの隣ではまともに睡眠を取ることもできず、それでも予定通りに5時に起きて、ネットで場所を確認しておいた『極楽湯』へ向かう。地図を見た感じでは、徒歩30分の道程だったが、縮尺を気にせずアバウトな見方だったため、少し道を間違えたりもして実際は到着まで小一時間を要した。
6時開店でまだ5分しか過ぎていないのに、既に駐車場にはたくさんの車。風呂場はオッサンたちでいっぱい。ほぼ貸切だろうと思っていたのに、日曜朝から奈良のオッサンはどんだけ風呂好きなんだよ。

サッパリしたところで、次の目的地に向かうべく駅へ。進行方向と逆側の奈良駅まで1時間かけて帰るのも癪なので、近くのコンビニで地図を見て次の駅まで歩くことに。結構あるなぁとは思ったが、方角だけ頭に入れて、縮尺は敢えて気にしないことに。
大和路とはとても言い難い、大型ショッピングセンターやラブホテルが立ち並ぶ国道バイパスを、情緒の欠片も感じることなく、てくてく歩く。行けども行けども、だだっ広いアスファルトの道。奈良駅に戻るべきだったか。と、後悔の念が過ぎる頃、目の前に佐保川が現れ、越えるために歩行者は脇道に逸れなくてはならないという事実が発覚。想定外。いや、歩行者がこの川を渡ること自体が想定外なのか。川沿いの畦道をどんどん迂回。途中、道路が真っ黒になるほどの大群のカラスに両脇から睨まれる。目を合わせないようにして、「決して怪しいもんじゃないっすから」と呟きながら足早に通り過ぎる。川を越えてやっと元のバイパスに戻ったときには、全身に嫌な汗がびっしょり。風呂入った意味なし。
それからも結構歩いて、JR郡山駅まで1時間半くらい。遠っ!漫画喫茶からの距離を合わせると、正味2時間半の道程。朝っぱらからどんだけ歩くねん。

青春18きっぷ二つ目の入鋏印は、郡山駅。ここから関西本線に乗って、二駅隣りの法隆寺駅へ。駅からさらに片道1.5キロを歩いて、本日最初のメイン目的地、世界最古の木造建築「法隆寺」に到着。
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最後の「法隆寺大工」、西岡常一の書いた『木のいのち木のこころ』を読んでから、奈良に行く機会があればきっとと思っていた。代々「口伝」として受け継がれてきた宮大工の修繕・解体の知恵と技術は、木の特性を最大限に活かすことで、樹齢千年の檜を、建物になってからさらに千年もたせる。建立から1400年。五重塔を見上げながら、その歴史の重みと、込められた願いを思う。さんざっぱら病を患った今年だけに、薬師如来の前でもしっかりと合掌し、法隆寺を後にする。
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早朝のオーバーワークならぬオーバーウォークのせいで、予定より既に1時間以上もおしている。棒になりつつある足に発破を掛けて、法隆寺駅まで歩いて戻り、再び関西本線に乗って大阪へ。その間約50分は爆睡。大阪梅田で阪急電車に乗り換え、いざ仁川「阪神競馬場」へ。
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東京と中山、小倉、新潟に続き、これで5つ目のJRA競馬場。1Rから始めて、せめて午前中のレースくらいは楽しもうと思っていたのに、着いたときには3R発売〆切直前。こういうときに慌てて買った馬券は大概外す。てか、外した。
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続いて4Rは良血の2歳未勝利馬が多数出走。中でも安藤勝騎乗のブーケフレグランスは、今年の有馬記念で兄妹対決が実現したダイワメジャーとダイワスカーレットの妹。前走は出遅れた上に、負けた相手がビリーヴの初仔という不運。今度こその馬券だった。が、またも出遅れ。で、連敗。そして、タイムアップ。後ろ髪引かれまくりながら、仁川駅に戻ったのでした。
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大幅にリニューアルされた阪神競馬場は、パドックも観覧席もとても綺麗。いつかまたリベンジしに来なくては。
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さて、ということで今回の青春18きっぷの旅も、あとは来た道をまた10時間かけて戻るだけ。途中下車もなく、窓の外は真っ暗。読書して、寝て、物語の構想など練ったり、また寝てみたり。やはり往路よりは長く感じたけど、往復全行程座ることができたし、想像よりはだいぶ楽だった。これなら、年末松山まで帰れなくもないかな…。18きっぷは5枚綴りだから、まだあと3回分残っているし。
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二日目はまさに「行き当たりばっ旅」を一人でやっている感じで、しんどい思いを共有してくれる相方がいない分疲労度は増した。でも見るべきものを見て、目的は果たせたわけだし。満足。ただ、やはりシャガールの『誕生日』と出逢えた初日の感動には遠く及ばず。
絵が届くのは約一ヵ月後。イーゼルを買って、手元にやってくる日を心待ちにしていよう。
シャガールの『誕生日』
まだ明けきらぬ夜空には大きな柄杓が浮かんでいる。今日は確か「ふたご座流星群」が極大。ピークから2時間ほど過ぎてしまったものの、いくつか見られるかもと寒空を見上げるが収穫なし。旅前に風邪を引くのもバカらしいので、リュックを背負って駅に向かう。
小田急線で登戸まで出て、初めて「青春18きっぷ」に押印してもらう。ローカル電車を何度も乗り継いで、10時間以上もの長旅。国内海外問わず一人旅には慣れているはずなのに、なんだろう、この初々しさと甘酸っぱさたっぷりの旅立ちの心境。小学生の頃初めて一人で電車に乗って旅に出たときの気持ちに近い。そのときは松山から大洲という、高速ICでいえば3つ分くらいの短い距離だったが、旅を終えて無事帰宅できたときの達成感ったらなかった。
てことで、笑顔の駅員さんに見送られ、三十路を超えてなお、まさに「青春」18きっぷの旅が始まった。
南武線で南下し、川崎で東海道本線に乗り換える。駅のホームから見える工場に、オレンジ色の朝の光が差す。ぴりりと冷えた空気が頬に気持ちいい。デジカメで写真を撮ったり、時刻表を捲る回数の多さを考えて手袋は不要と判断したが、「ま、あってもよかったかな」と少し後悔。昔流行った指先がちょん切れたヤツとかコンビニで売ってればいいのに。
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次の降車駅は熱海。少し時間があったので、構内のドトールで珈琲とベーグルを買い、駅前広場にある足湯「家康の湯」に浸かる。
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朝の清掃を終えたばかりの浴槽に、ぽかぽかと温かい湯が注がれている。胃袋に熱い珈琲を流し込み、寒さも眠気も吹き飛ぶ。
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そういえば数年前、浜松在住の人と熱海で待ち合わせたことがあった。麗かな春の日だったが、もちろん海の水はとても冷たくて。なのにウエットスーツも着ないでどんどん沖まで泳いでいって、遊泳可能区域ギリギリのところで右へ左へと延々遠泳をするオジサン。そんな光景を、浜辺でお弁当を食べながら眺めていたのを思い出した。
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タオルで足を拭いてホームに戻ると、浜松行きの電車が滑り込んで来たところだった。途中、流れる車窓に雄大な富士が現れる。富士駅は新幹線の新富士駅よりも富士山に近い。夏はごつごつした岩肌ばかり目立つ近景にガッカリするが、冬の冠雪した富士山は間近で見ても本当に美しい。
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それにしても、熱海から浜松までは遠い。先述の待ち合わせの際、ウチから熱海と、同県の浜松からじゃ少し不公平な気もしていたが、静岡は半端じゃなく東西に長いのだ。おかげで本を一冊読み終えてしまった。
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浜松からは乗換えがとてもスムーズで、せいぜい駅の売店を立ち覘くくらい。浜松→豊橋→大垣→米原。京都に到着したのが16時。ある事情により、この時点で朝にはフルだった携帯の充電が切れる。奈良に向かうには時間も早いので、京都で携帯を充電がてら夕食を取ることにした。本当は寺の一つも参拝できればよかったのだが、既に陽は落ちつつある。
京都駅のクリスマス・イルミネーションがとても綺麗。てか、まず駅自体が近未来的で非常に美しい。調べてみると、設計は札幌ドームの原広司。実は翌日大阪で阪急電車に乗ったとき、車窓から見えた「なんじゃありゃ~」と思った梅田スカイタワーも彼の設計によるものだった。にしても近未来な京都。なんかしっくり来ない。
折角京都に降り立ったのに、入った店が携帯充電のための「au」と、その待ち時間を潰すためのパチンコ屋と、夕食のための「王将」というのが悲しい。一人だし、時間的余裕もなかったからいいっちゃいいんだけど。
京都で学んだこと→★京都の「au」は充電に30分200円という法外な料金を請求してくる。★京都の「王将」には各テーブルに一つちゃんとソース注しがある。東京では炒飯にソースをかけて食べると言うと白い目で見られがちだし、そもそも「王将」にソースを置いてない!店員さんに「ソースありますか?」って聞くと変な目で見られてしまうし。炒飯にソースをかけて食べると美味しいし、蜜柑をお風呂に浮かべて温めて食べても美味しいんだってば。
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とっぷりと日も暮れて、奈良駅に着いたのは19時前。商店街を抜けて、猿沢池が見えたところで奈良公園に入る。ライトアップされた興福寺五重塔が昔見た記憶のまま、右手にズズンと聳え立つ。興福寺といえば阿修羅像。あの頃はまだ小学生だったし、薬師如来や阿弥陀仏像より阿修羅像や千手観音に興味津々だった。
見上げると、空にはとんがった月とカシオペヤ座。うーん、絵になる。でも折角周囲に高層ビルもなく、公園の敷地内にあるのに、ライトアップはお月様に任せればいいんだ。そうすればもっと星空が近く、悠久のときを感じることもでただろうに。
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公園を抜けて、ついに今回の旅の目的地「奈良県立美術館」に到着。明日で会期が終了する「シャガール展」。今日は土曜日だし、昼間は相当混雑したのでは。金曜土曜は21時まで開館しており、ナイトミュージアムがお奨めという情報に感謝。とても静かに、ゆっくりと鑑賞することができた。
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同じような日程で上野でもシャガール展が開催されていたのだが、遠路遥々大和路まで来たのは、ニューヨーク近代美術館からオリジナルの『誕生日』が来ているから。青山のアニヴェルセルにあるのも、ドイツのグッゲンハイムにあるのも模写されたもので、よく見ると微妙に違いがある。何より、描き手の心情が全然違うはず。彼の誕生日に、最愛のベラが花束を持ってお祝いにきてくれた。そのときの天にも昇る幸福感で、絵の中の画家本人は、まさに宙に舞い上がっている。ファンタジックなのに、ストレート。これほどあたたかな愛に満ちた作品を他に知らない。
入り口で音声ガイドを借りて、一点ずつゆっくりと鑑賞した。順路を辿り、そのフロアに入った途端、『誕生日』の絵が一直線に視界に飛び込んできた。絵が壁から浮き出ているような錯覚に陥ったのは、ライティングと額のガラスに仕掛けがあったのだが、それを考慮に入れても、その絵の存在感は他を圧倒していた。どれくらいの時間立ち尽くしていたのか分からないけど、その絵が醸し出す幸せなオーラに包まれたその時間は、至福のひとときだった。
他の絵を見た後も、次のフロアに移動した後も、何度も引き返しては『誕生日』の絵の前に立ち戻り、名残を惜しんだ。
音声ガイドを返却し、物販フロアへ。ポストカードや栞など手に取りながら、一番大きなサイズで額入りの『誕生日』が気になって仕方がない。5000円程度のものは買って帰ろうと決めていたが、モノが全然違う。吸い寄せられるようにして、絵の前に立つ。フロア内には他にも大勢のお客さんがいたのに、責任者と思わしき女性は迷わず声をかけてきた。今回を逃すともう二度と日本国内でこの絵を手に入れることはできないだろう。それは彼女に言われるまでもなく想像に易い。この絵との出逢いは運命的であり、今ここにいるのは必然だ。
この絵がもたらしてくれたものの大きさを思えば、買わないわけにはいかなかった。今の自分には不釣合いなほど高価な買い物だ。しかし、この絵は絶対買うべきだし、買わなければ間違いなく後悔する。今分不相応でも、釣り合わせるために努力すればいいのだ。そう納得させて、書類にサインをする。
先月のmasterpeaceのライブで、『最後の約束』を販売する際の特典として『誕生日』のポストカードをつけたのだが、そのために10枚ほど郵送してもらえないだろうかとお願いしたのは自分なのだと、手続きを終えてからその女性に打ち明けた。彼女はそのことを覚えていてくれて、そこにいた販売スタッフみんなに「あの人よ」と告げて回った。みんな「来てくださったんですね」と歓声を上げ、その女性自身も「どんな作品なのかしらねって話していましたのよ」と相好を崩した。用意してきた『最後の約束』のCDを渡すと、「みんなで聴かせてもらいます」と喜んで受け取ってくれた。嬉しかったな。
美術館を後にしてからも興奮は冷め遣らず、tellに電話をした。「いい買い物をしたね」と彼も喜んでくれた。ホテルに空室はなく、漫画喫茶で夜を明かすことにはなったが、とても気分のいい夜。奈良まで来て、本当によかった。
Ray of Light Live @Spuma
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情報を入手したときからとても楽しみにしていた「Ray of Light」のライブへ行ってきた。前回6月に行われた「DUO Music Exchange」でのワンマンライブとはスケールの全く違う、「Spuma」でのカフェライブ。RoLの出番は対バン3組中最後。21時からの出演予定だったが、良席を確保するために店が開く前から並ぶ熱の入れよう。「DUO」のときはほぼ最後列だったし、彼女たちのライブを間近で見られる機会なんて今後もそうそうないんじゃないかと思うと気合も入る。マスピのライブでは他に対バンがいても、彼の出番が始まる頃に入店して、終わったらそそくさと出て行くことが多いのだが、今日はミュージックチャージ分がっつり楽しんだ。対バンの他の2組の演奏も、アコースティックで好みな音楽だったし、演奏の合間には海外出張から帰国したばかりのtellと土田くんと歓談も楽しめ、とても満足な夜でした。
もう何百回と聴き慣れたRoLの曲は、やはりナマで聴くと全然違う。優しいメロディと、透明感のある詞の世界。何より二人のハモリはやっぱ最高に美しい。心地よくリズムに揺られ、ほとんど覚えてしまっている歌詞を口ずさみながら、たっぷりと癒されました。でも彼女たちの声量やパフォーマンスには、もっと大きなハコの方が合っているのかも。
本格的に音楽活動を再開した今年だが、来年はもっともっと精力的に、新譜の発表やライブ活動もバンバン展開してほしい。以前にも書いたが、RoLは癒されるだけでなく、自分的には創作の邪魔にならないとても貴重な曲。新曲満載のフルアルバムの発表が待ち遠しい。
六本木ミッドタウン X'masイルミネーション
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敷地内にある某企業で派遣社員として働いている友人に、クリスマスカラーに色づく六本木ミッドタウンを案内してもらった。建物内はもちろん、プラザからガーデンまでこれでもかと言わんばかりにライトアップされており、最初のうちこそ感動もしたが、あちこち歩き回って足が棒になる頃には目がチカチカして非常に疲れた。人気のない檜町公園から遠めに眺めるくらいがちょうどいいかも。
折角なので施設内をあちこち散策してみたが、動線が分かりやすいって以上はヒルズと大して変わりもなく。レジデンスに住めるくらいの富裕層の方々でなきゃ到底楽しめる場所じゃないなと。
夕飯は分相応に下北で廻る寿司を食べ、珈琲一杯でたっぷりお喋りして帰りましたとさ。
マスピはレコーディング中
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下肢の付け根はリンパ絡みかと思われ、今度は何の病気かと憂鬱だったのだが、湯治の効果で嘘のように痛みが引いた。歩くのも、じっとしているだけでもズキズキと痛かったのに。温泉ってすごい。

昨日は久しぶりに昼ごろまで寝たり起きたりダラダラと過ごし、出かける前にちょこっとやった競馬で6桁配当をゲット。気をよくして青山から目黒に出て夕飯。そして「丘の湯」へ。で、今日も夕方から「丘の湯」。しかも風呂上りにマッサージ付。相変わらず睡眠不足ではあるけれど、三日連続の温泉効果で体調はかなり回復。あぁ、温泉宿に住みたい。

今夜まで手元に車があったので、masterpeaceがレコーディングしている代官山の某スタジオへ。土田くんに聞いて想像していたよりとっても立派なスタジオ。分厚いドアを開けると、奥野くんのギターを録音中。拘って拘って、何度も何度も録り直す。ソロパートが最高にカッコいい。目をキラキラさせながらディレクションする土田くんは昼前から入って、作業は結局深夜にまで及んだという。どんな作品に仕上がったのか、聴かせてもらえる日を楽しみにしていよう。
湯治場にて流星を見、人生を思う。
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「最近、君の日記は映画と舞台と病気のネタばかりだな」と友人から指摘を受けた。確かに、食道裂孔ヘルニアに始まり、肋間神経痛やら過敏性腸症候群やら、風邪は引くし、胃も悪くしたし、虫歯も現在二本同時に治療中。で、書けなかったんだけど、先日は軽い尿道炎まで患っていた。市販の漢方で症状は緩和したものの、直後に下肢の付け根が痛み出し、まさに「どんだけ~」って感じ。今細木数子に「こうしなさい」って言われたら、何も疑わずに従うと思う。病んでるなぁ。

こういうときは、湯治に限る。てことで、下北で歯の治療を済ませた後、東名を飛ばして一路箱根へ。ETCで少しトラブルはあったものの、渋滞もなく1時間程度で到着。近い。

数年前に一度訪れたことがある「天山温泉郷・一休」は、学生たちで賑わっていた。湯船に浸かりながらバイクの話、合コンの話、バイト先の話。散り落ちては湯に沈みゆく紅葉を眺めながら、聞くともなしにぼんやりと聞き流す。

彼らが去った後、独りになった露天で、いっぱいに息を吸い込み、肺を膨らませて仰向けに浮かぶ。上空には、山肌と屋根の間に満天の星空が広がっている。水中で聞こえてくるのは、ドクドクと血液を送り出す心臓ポンプの音と、どこか遠くで湯が湧き出る音だけ。

ちぎれ雲一つ流れてこない。月も見当たらない。星だけが、燦燦と輝く夜空。風が吹き通り、青白灯に照らされた紅葉がカサカサと揺れる。いや、実際はその音は聴こえていない。耳は依然湯の中にある。星空に向けて立ち昇る湯気。いつの間にか心音が遠くなり、世界は限りなく無音に近づく。

ゆっくりと目を閉じると、後頭部がじんわりと暖かくて気持ちいい。涼しい風が、優しく胸を撫でる。瞼の裏で次々に浮かんでは消える映像。去来する様々な想い…。

どれくらいの時が経ったのだろう。目を開けると、さっきよりも強い光で星が照らしつけてくる。夜目の利く鳥か蝙蝠か、頼りなく飛来して遠くの枝に止まる。じっと待つ。ややこしいことはもう何も考えていない。そのとき、オリオンの右肩ベテルギウスと、三ツ星のアルニタクを結ぶ線を引くようにさっと星が流れた。「あっ」という声はもちろん自分の耳にも届かず、夜風に攫われた。

風呂に浮かんだまま、今更ながら天空の神秘を想う。月は地球の衛星で、太陽系は銀河系の中。その銀河系も果てしなく広がる宇宙の一部でしかない。宇宙の始まりを想うとき、この青き小さな星に一人佇む自分が、今ここにいる意味を考えずにはいられない。

変化を好まない人間にとって、無知はとても都合がいい。知れば知るほど世界は広がり、異なって見えてくる。だから不安になる。実際、世界は限りなく広い。そして人智の及ぶ範囲を超え、目まぐるしいスピードで広がっている。人間の能力には限界があり、寿命という逃れようのない終着点がある。その限られた人生の中で、何を想い、何を為すのか。星は何も教えてはくれない。
綾戸智絵シークレットライブ
昨夜は、ある情報筋からお誘いを戴いて、某病院で行われた綾戸智絵のシークレットライブに潜入。吹き抜けになっている外来の1Fフロアにピアノを設置して、入院患者と、病院スタッフのためのボランティア・ライブ。アメイジング・グレイスに始まって、テネシーワルツや愛の讃歌、もちろんクリスマスソングも織り交ぜながら。すぐ後にFNS歌謡祭で絢香との共演を控えているにもかかわらず、アンコールもしっかり2曲こなしての1時間。発売即完売でライブのチケットは相当入手困難な彼女だが、納得のパフォーマンス。歌はもちろん、喋りだしたら止まらない抱腹絶倒の爆笑MCは最高だった。CDの売れない時代、ライブに足を運んでもらうためにMCは本当に重要。ジャズは嗜み程度にしか聴かないが、綾戸さんのライブならまた行きたいと思うもの。
点滴しながらも自力で歩ける人はまだいい。車椅子を押してもらったり、ベッドのまま搬送されてきた患者もいた。綾戸さんの歌聴きたさに、10分もそれ以上もかけて病室から出てきた患者さん。そして、腰を屈めて優しく彼らに語り掛ける家族や病院スタッフ。綾戸さんは彼らを病人としてではなく、観客の一人としてエンターテインする。優しい空気に満ち満ちたその光景も込みで、本当に素晴らしいライブでした。
トリツカレ男
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池袋サンシャイン劇場で「キャラメルボックス」のクリスマス公演『トリツカレ男』を観てきた。客演なしの新旧実力派が揃って総勢17名の豪華キャスト。
いしいしんじの同名小説を舞台化。何かを好きになると「トリツカレタ」ように夢中になり、一心不乱に没頭し、他のことはまるで手につかなくなる。不器用で、あまりにも純粋な少年の物語。
舞台はイタリア。なので全て役名はカタカナ。本公演に限らず、日本人が外国名で演じるのは違和感を覚える。とか、そんな些細な事柄は全く気にならない面白さ。久しぶりに目頭熱くなる芝居。バカの一つ覚えってよく言うけど、本気の人間って周りからはバカに見えるんだろう。
でも本気でやり続けることは決して簡単なことじゃないし、そしてそれはきっといつか何かの形で報われるのだと信じている。
舞台装置の美しさも然る事乍ら、今回非常に目に付いたのは照明の使い方の上手さ。照明一つで部屋が生まれ、天気が変わり、心情まで映し出す。そして畑中さんの身体能力の高さ。昨年の『少年ラヂオ』でも感心しきりだったが、あれだけ身体の動く役者もそういまい。
『クロノス』以来、久しぶりにじわっと泣ける舞台。これはオススメ。
帰宅して、終演後に購入した原作本を一気読み。原作に忠実で、ほどよく色付けされている。これなら原作者も満足なんじゃないかな。いろんな意味でとても勉強になった作品。
笑う門には
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体調のせいか最近眠りが浅い。夜中何度も目が覚めて余計なことを考える。その時間を創作に費やせればと思うのだけど、全く異なるタイプの思考は邪魔にしかならない。

夜は下北のワインカフェ「Tambourin」で友人のお誕生日会。各界で活躍する三十路半ばの面々が4人に、途中から二十代の女性が一人合流。
人生論や環境問題に関する論議は鋭利かつ斬新で非常に面白く、熱心に耳を傾ける。かと思えば恋話に端を発したお下品な話がどんどんエスカレートして、この日最高潮の盛り上がり。大爆笑の連続で、久しぶりに腹が攀じれるほど笑った。これ以下はないほどの下ネタなのに、嫌悪感なく大笑いできたのは、女性二人の掛け合いだったからか。しかし店員さんはよく我慢したな。「もう二度と来るな」って言われても文句は言えない状況だったけど。早めに暖簾を下ろさせてしまったみたいだし、本当申し訳ない。

あれだけバカ笑いすると、夜中一人で闇のベールを羽織っているのが阿呆らしく思えるな。でもこうやって普段背負ってるズシリと重い荷物を下ろしたときには、全てを忘れて笑い飛ばすというのも、大事なことかもしれない。

誕生日おめでとう。そして、ありがとう。
love actually is all around us
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今日から師走。職場でもクリスマス・ツリーを飾りつけた。だけど全然浮ついた気分にはなれない。ブログの更新も随分滞ってしまった。
週末にはメデタイ予定が2つ重なっているし、そろそろ浮上しなければ。
職場に顔を見せた同僚の娘kannaにクリスマス・プレゼントを渡し、友人の結婚式の司会をするkenさんの原稿を直し、今夜はtellの娘annの出産祝い鍋パーティー。人の幸せを願える余裕はまだあるらしい。

予定より1時間ほど遅くtell宅に到着。既着の土田くんに迎えられ、annを抱きかかえたtellも顔を覗かせる。さっぱりと髪を切ったSさんは夕飯の支度中。
準備が整うまでの間、少しだけannを抱かせてもらう。もう6000グラムもある彼女は、結構腕に応える。でもそのつぶらな瞳に見つめられ、ちっちゃな手のひらでぎゅっと指を握られると、それはそのまんま愛の重みに変換される。
チゲ鍋

テーブルに運ばれたのは、美味しい豚肉がたっぷり入った真っ赤なチゲ鍋。牡蠣や餃子なんかも入れて、ハフハフ言いながらダクダク汗をかいて食べる。
「ばっ旅」では奇跡的に入手した幻の地酒と書いた「すず音」が、谷中の酒屋でも売ってたことには驚きより落胆の方が大きかったが、すっきりと爽やかな甘みが旅情をそそる。
鍋も酒も旨いし、気のおけない友人たちと、新しい生命が目の前にあって。どんだけ幸せなんだと。

食後に、マスター土田の淹れた珈琲を飲む。annを抱っこしたSさんは、「R不動産」のサイトに夢中。
庭に緑のある広い日本家屋。ここなら子供を育てるにもいい環境。余ったスペースを土田くんと二人で間借りさせてもらって。そんな光景を想像してみる。
二階にある書斎。原稿から目を離し、気分転換に窓を開ける。階下では縁側でannと遊ぶtellと、それを優しく見守るSさん。そこには土田くんのピアノが奏でる優しいメロディが流れていて…。素敵だ。素敵すぎる。

もうすっかり父親の顔つきになったtell。慣れた手つきでannを抱き上げ、お風呂も上手に入れてあげるらしい。愛を語るSさん。彼ら二人の愛情を一身に受けて、健やかに育つann。なるほど。「これでも抑えてる方なんだけどな」と苦笑するtellのブログが、annのことでいっぱいになるのも頷ける。

幸せをお裾分けしてもらった帰り道、多摩川の川面に映る下弦の月を眺めながら、いつまでももらってばっかじゃダメだなと強く思ったのでした。
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