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東京ヴォードヴィルショー『エキストラ』
extra

観劇デイズ5本目は、一時期養成所に在籍していたこともある東京ヴォードヴィルショーの『エキストラ』@紀伊国屋サザンシアター。今回は、あの三谷幸喜氏の新作。しかも彼が演出まで手がけた、演劇ファンならずとも垂涎ものの作品。さらに伊東四郎・角野卓造・はしのえみを客演に迎え、おそらく前売りチケットはあっという間に完売したはず。持つべきものは養成所時代の同期。千秋楽で良席、しかも割引価格でチケットを手配してもらった。感謝。

三谷芝居をナマで観るのはこれが始めて。ヴォードヴィルの役者は同期ならずとも大概知っているので、誰がどんな役なのかそれだけでも充分に楽しめる。ただ、同期があれほど大きな役を掴んでいるとは思いもよらなかった。泣く子が黙るかどうかは知らないが、演劇界では頂点とも言うべき三谷芝居であの大役。驚きを通り越して、感動。

芝居は期待が大き過ぎた分物足りなさも感じたが、それでも高い木戸銭に充分見合うだけの舞台ではあったと思う。それにしてもやはり伊東さんは天才だな。コメディ界の宝だ。
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燐光群『チェックポイント黒点島』
checkpoint

さて、一息空いたが観劇デイズはまだ終わらない。今夜は燐光群の『チェックポイント黒点島』@下北スズナリ。
この劇団の芝居を初めて観たのは、忘れもしない昨年の4月9日。あるイベントで知り合った友達の女優さんと。彼女はそのときの舞台に感激し、その後入団を決意した。

相変わらず難しい芝居だった。「どんな内容だった?」と聞かれても、俄かに返答に窮する。ということで、今回は内容云々言いっこなし。詳しくは当日のtellのブログを参照ってことで(超手抜き)。それにしても竹下景子の演技力には舌を巻いた。映像の印象しかないが、舞台の仕事も結構請けているらしい。

観劇後は下北沢駅近くの居酒屋へ。女優のFちゃんも合流して5人で飲み。舞台の感想を聞かれても、内容に関しては論ずる余地もなく、役者の演技や舞台装置のことなどをあれこれ。
酔った勢いで各人これまでの人生、辿ってきた軌跡など熱く語ってみたりして、当たり前だけどみんな頑張ってるんだなぁと改めて思い知った夜でしたとさ。
夜の代々木公園
lightcorn

「行き当りばっ旅」から帰った翌日は流石に予定を入れなかったけど、旅行中に部屋の改修工事が入ったので、その後処理やらなんやらで全然身体を休めることができず。翌日からは怒涛の観劇3連チャンで、毎回誰かしら連れがいるので真っ直ぐ帰宅するはずもなく。で、今週は土曜も休みをもらってゆっくりすることに。

昼頃起きて、諸々の用事を済ませる。今日は大人しくして部屋を出るまいと思っていたが、昨日予約した携帯も取りに行きたいし、友人が代々木公園で写真展をやっているのも知っていたから頑張って外出。

新宿で携帯を受け取った後、友人を探して夜の代々木公園を彷徨うも、詳しくどの辺でっていうのを調べずに出たものだから、散々歩いて結局見つからず。しかし何故あのとき、直接本人に電話しようと思いつかなかったのか、自分でも不思議。寒いし、歩き疲れたし、差し入れようと思って買った缶コーヒーもすっかり冷めてしまった。

気を取り直して原宿まで戻り、無印でたくさん買い物をして帰宅。明日こそゆっくりしよう。
雲南省京劇院『KYOGEKI2006』
kyogeki

職場の健康診断。詳しい結果は後日だが、今日のところは問題なし。喉のことを相談したら、「まずはカメラ飲んでからだね」ってあっさり。ですよねぇ…。

帰りに新宿で新しい携帯を予約。キャンペーンやら特別割引やらなんやらで、本日中の予約の条件付きで23800円が5000円に。超お買い得。これでソフトバンクともお別れ。明日からauユーザーになります。心機一転、番号も変えることにした。でも今日から何日か忙しくてみんなに連絡もできなさそうだから、しばらくはソフトバンクの携帯も解約しないでおくつもり。

夜は観劇デイズ3本目の舞台。雲南省京劇院の『KYOGEKI2006』@中野ゼロ。もう何度観たか分からない大好きな香港映画『つきせぬ想い』の中に京劇のシーンが出てくるのだが、実際ナマで観るのは今日が初めて。
休憩を挟んで3つの演目が披露されたのだが、前半の2本は期待していた派手なアクションもなくて眠くなる。が、3本目の『盗庫銀』はまさにこれぞ京劇という見事な手技足技。名前も知らない楽器の音が鳴り響く中、、ほぼ素舞台に近い広々とした空間で、独特な声で台詞を語り、軽々と宙を舞う役者たち。一気に引き込まれた。

観劇後は今日も近くの居酒屋へ。映画監督の友人から、あるプロジェクトに参加しないかと声をかけられていて、その詳しい説明を飲みながら。彼の情熱と行動力に心打たれ、やる気がさらに湧いてきた。映像なんて今まで一度も撮ったことがないけど、熱い想いと、それに伴う行動力さえあれば、できないことなんてきっとない。

帰宅後、『さらば、わが愛 覇王別姫』のビデオを借りて観る。京劇に人生を、人間性をも賭けた二人の壮絶な愛の物語。激動の時代に翻弄された京劇の歴史の中で、人間の美しさと醜さを見事に描ききっている。この映画を先に観ていたら、今日の舞台も全く違った目線で観ていたはず。長い映画だけにビデオ屋に入ってもなかなか手が伸びなかったが、もっと早くに観ておくべきだった。いつかナマで『覇王別姫』を観てみたいものだ。
Theatre劇団子『カーラヂオが終われば』
carradio

昨日から始まった観劇デイズ。2本目の芝居はTheatre劇団子の『カーラヂオが終われば』@吉祥寺シアター。某劇団の養成所で同期だった役者がここの舞台に立つようになってから、ここの芝居もほぼ欠かさず観るようになった。演出家と役者に友人がいる。火傷するほどに滾る彼らの情熱が、そのまんま舞台で表現されてて、いつも元気をもらえる素敵な劇団。

今回は合宿免許の宿が舞台。それぞれに事情を抱え、免許を取りに来ている人たちの人間模様。初日ではあったが再演モノだし、役者も揃ってまず間違いなく面白いだろうと期待して観にいった。
実際完成度は高く、期待を裏切らない面白さで、客席からバンバン笑いが起こる。客演のホームチームの二人にオイシイところを持っていかれ過ぎかなってところはあったけど、彼らの力で引き上げられたところもかなり大きく。
流石、テレビドラマ化されただけのことはあって、本当に面白いお芝居だったけど、でもそれでも個人的には『テレビの楽屋』を超えられず。あの芝居も是非再演してもらいたい。

観劇後、一緒に観ていた友人たちと居酒屋で感想など述べ合う。一人は役者だったので、演出に関することなど突っ込んだ話なども。映画も舞台も、純粋に楽しめないなくなっているのは確か。でも違った目線で見られるからこその楽しみ方もあるわけで。
HARAHORO SHANGRILA『ピンク』
pink

旅の疲れが出たのか、朝起きると喉が痛い。駅の売店でマスクを買った。風邪かなぁ。旅三日目の夜に受けたマッサージが原因かもしれない。

今日から怒涛の観劇デイズ。まず今夜は新宿サンモールでHARAHORO SHANGRILAの本公演『ピンク』。前回公演『プラス/マイナス/ゼロ』では、物語に隠された奥深いテーマと、巧妙に張り巡らされた伏線の数々、複雑に絡み合った人物の関係性が非常に面白く描かれていて、前BLOG「Dreaming Dragon」の中でも劇団最高傑作であると絶賛した。
今回の『ピンク』は、不可思議で神秘的な女性の生態をコミカルに描いた6本のオムニバス。それなりに面白かったが、どれも既視感のある新鮮味に欠けた作品。特に4本目は数年前に上演された『ファンレターズ』という作品に酷似しているし、最後の作品で携帯の着メロが実は…ってのも他の舞台で観たことがある。
装置も音楽もハイセンスで随所にこだわりが見られ、洒落てるなと思える数少ない劇団。個人的な思い入れも強い。だからこそ、期待も大きくなってしまう。前作があまりに秀逸だったこともあるだろう。次回に期待。

「行き当りばっ旅2006四国篇」最終日 ~母の水餃子~
gyoza

松山城を後にして、夕飯までの間にまだ少し時間があったので、tellには申し訳ないが母のために新しい携帯を買いに行く。「大街道」のショップで、MNPを利用してソフトバンクからauへ。なんだかんだと時間がかかり、手続きが全て終了したらちょうど夕飯の時刻。しかしこっちの店員さんはほのぼのしてて、会話してるだけで癒される。

実家に戻ると、大好きなあの水餃子の匂いが。大皿3枚にたっぷりの水餃子。酢の代わりにカボスを入れるのがウチ流。ないときはレモン。胃の調子が良くないのでラー油は控えめにして、早速ガッツク。本来なら40個くらいペロリなんだけど、我慢して半分くらい。でも美味しかったなぁ。tellも喜んでくれたみたいでよかった。

食後にゆっくりとコーヒーを飲む時間もなく、母に携帯の使い方を教える時間もほとんどなく、手土産に持たされたでっかいおにぎりを鞄に入れて慌しく家を出る。

ぴょんぴょん飛び跳ねながら笑顔で手を振る母の姿をミラー越しに見ながら、後部座席に父を乗せて空港まで走る。一言言わずにはいられなかった父と、車の中でちょっと喧嘩みたいになっちゃったけど、それでも最後はあたたかく送り出してくれる父に感謝して、松山を発つ。

今回の「ばっ旅」では終始旅行気分を味わえなかった。どうしてもtellに田舎を案内してあげてる感が拭えなかった。でもそれでも、四国(特に愛媛)の良さを再認識できたし、何人かの友人にも会えたし、親友であるtellにいくつか宝物を分け与えてあげられたのは意義あることだったと思う。
今度連れて帰るなら、当然男じゃなくて…のはずだけど、それはいつになることやら。
「行き当たりばっ旅2006四国篇」最終日 ~春雨じゃ、濡れて参ろう~
ninomaru

飛行機の時間から逆算して、夕飯は17時。それまでの時間どこへ行こうか。道後温泉に行ったことがあるなら、商店街を挟んで西側にある「椿の湯」はどうかという案もあったが、結局「松山城二の丸史跡庭園」に決定。松山城の天守閣には登っても、二の丸庭園に足が向かないまま帰ってしまう観光客も多いと思うが、とても勿体ないと思う。

芝居を始めるきっかけになったある舞台。冒頭に短いフィルム映像を流した。「月様、雨が…」で有名な月形半平太が、城下で追っ手と斬り結ぶシーン。ドーランを塗り、袴を履いて帯刀し、一人の追っ手として月形に斬りかかる。そのロケ地になったのが、この二ノ丸庭園。無声映画に弁士が声を入れ、激しい斬り合いの末に命からがら逃げ去ったシーンの後、そのまま舞台になだれ込む。思い出しただけでも胸が高鳴る。楽しかったなぁ。

もちろん、そんな個人的な思い入れがなくても、静かな時間の中で、美しい庭園をゆっくりと堪能できる。観光でなくても、デートやら、ぽっかり空いた時間にぼんやりと考え事をするにも最適な場所だと思う。機会があれば是非訪れてみてほしい場所。
「行き当たりばっ旅2006四国篇」最終日 ~プレゼント~
tobeyaki

少し遅めの起床。所用を済ませてから一人「媛彦温泉」で朝風呂に入り、tellをホテルに迎えに行く。昨夜はぐっすり眠れたようで顔色もいい。

R33を走って「砥部焼陶芸館」へ。今年の二人の誕生日に、手作りの素敵な贈り物をくれた友人がいて、そのお返しに何がいいか迷った挙句、オリジナルの砥部焼をプレゼントしようということになった。tellが絵を描くので、それに添える言葉を考えた。使い慣れない絵筆でそれも陶器に文字を書くのは至難の業。鉛筆で下書きはしたものの、結局下手っぴな字になってしまった。気持ちが大事ってことで、勘弁してもらおう。窯で焼いて、送られてくるまで一ヶ月。せめて年内には届いてくれますように。

お昼にはまだ早かったが、「耕庵」でうどん。「山田屋」にはもちろん敵わないが、関東で食べるうどんに比べれば全然イケる。今夜は母が水餃子を作って待ってくれているはずなので、夕飯まではもう何も食べない予定。
「行き当たりばっ旅2006四国篇」3日目 ~art island~
naosima

一般道を北上し、香川県へ。高松から東進してまずは「イサムノグチ庭園美術館」へ。休館日。日曜なんですけど…。開館日が火曜、木曜、土曜で、さらに予約が必要だったりと、なんともやる気のない美術館なのだが、セキュリティーだけは万全。折角来たんだからちょっとくらいと足を踏み込んだ途端に警戒警報。残念だが諦めるしかない。

朝食は有名な「山田屋」で讃岐うどんを。10時の開店と同時に入店するも、既に何組か先客あり。それからもぞくぞくと来客し、あっという間に満席。観光客やら家族連れやらカップルやらで、広い屋敷を改築した店内は大賑わい。もちろん「ぶっかけ」を注文。思わず、唸る。こいつぁ、美味い。これ食べちゃっちゃぁ、しばらく東京でうどんは食べられんね。

高松港から昼過ぎのフェリーで直島へ。世界中のデザイナーたちが熱い視線を送るアートな島。瀬戸内に浮かぶ、四国の人間さえ知らないような小島なのに。島の至る所に美術館やら、モニュメントやら、アートフルなものが点在している。

まず最初に行ったのが「地中美術館」。安藤忠雄が設計したコンクリートの無機質な建物内に、ウォルター・デ・マリアの空間アートや、ジェームズ・タレルの光アート。そして何より、大好きな画家クロード・モネの名作『睡蓮』の絵が飾られている。もうこれだけでも相当すごいことだと思うんだけど。
それなりに楽しめたのだけど、この美術館はその特性からいって、とてもよく晴れた日に来ないと魅力は半減、いやそれ以下なのかもしれない。太陽の光を浴びたあの絵、あの作品、あの空間はどんな感じになるのだろう。てか、晴れてない日は入場料半額にすべきだ。

地中美術館から歩いて「ベネッセハウス・ミュージアム」へ。館内に展示された現代アートの数々。デザインを勉強し、自ら作品を作ったりするtellはどういう風に観ているんだろうと思いながらも、自分的にはほとんど理解できず。時間もあまりなかったので、ざっくりと見て回る。

時間に余裕があれば行きたい場所は他にたくさんあったのだが、タイムロスも結構あったりして、本村エリアの「家プロジェクト」に関してはほぼ見ることができず。でも管理してる人の好意で、一軒だけ見せてもらった。水中に光る色とりどりの数字のネオン。こういうのは純粋に面白いって思えるかも。

結局直島の良さはイマイチ理解できないままに高松に戻る船に乗る。丸一日かけて、もっとゆっくり観れば違ったのだろうか。晴れてれば違ったのだろうか。世界が注目するアートな島、直島。確かにとってもアートな感じだったし、こんな小島にあれだけのアートが展示され、それを世界中の人が観に訪れるってのは素晴らしいことだとは思うけど。でも何か物足りない気がするんだよなぁ…。

高松から松山までは高速に乗って約1時間半。基本運転は交代で、運転してない人間は体力の温存回復のため寝ているのが今までだったが、この最後の高速では結構な真剣トーク。絶対の信頼関係を築いているからこそできる話だったり。より絆は深まったんじゃないかと思う。

松山に帰って、待望の「媛彦温泉」へ。あまり長く浸かる体力もなくさらっと入って、湯上りにマッサージを頼む。それから遅い夕飯にラーメンを食べて、tellをホテルに送って今日は終了。実質二日で四国を一周。明日の朝はゆっくりめに動くとしよう。
「行き当たりばっ旅2006四国篇」3日目 ~ゆれる~
kazurabasi

午前5時出発。もちろん外はまだ暗い。強行軍だなぁ。若いなぁ。
高速に乗って徳島へ。道は空いているが、高知自動車道は対面車線がとても多く、暗くて雨が降っているので運転が普段の何倍も疲れる。
高速を降りて一般道を進み、大歩危小歩危に到着する頃にようやく空が白み始めた。さらに山奥の奥の奥の方に入り込んだところに、本日最初の目的地「かずら橋」出現。すごく頑丈にできていて、ほとんど揺れないのだが、足が隙間にすっぽりハマりそうでスムーズに歩けない。スリルもあるし、橋から望む山の紅葉は見事だったが、いくら管理費とはいえ、向こう側に渡るだけで500円は取りすぎだろう。
うっすらと朝靄がかかっている。澄んだ空気を思い切り吸い込む。鳥の鳴き声と、川の流れ。五感が癒されるひととき。こんなとこでしばらく静養したら、病気も良くなりそうな気がする。
「行き当たりばっ旅2006四国篇」2日目 ~Age33~
ryoma

風呂から上がって、だだっ広い座敷に大の字に寝そべる。もうこのまま寝てしまえたら…。そんな誘惑になんとか打ち勝って、次の目的地に向かう。今日中になんとか高知市内に入らなければ。
当初は足摺岬も目的地に含まれていたのだが、雨だし、到着する頃には暗くなってそうだしってことで断念。実は足摺岬も室戸岬も行ったことがない。父や訪れた人が絶賛するだけに、非常に残念。

高知市内までの長い道のりの途中、黒潮町の「砂浜美術館」に立ち寄ることにした。とはいっても実際に建造物があるわけではなく、会期中にその砂浜で様々なアートの展示をしたり、イベントを開催したりといった一風変わった美術館。実は数年前、この美術館が主催した小さな短編小説のコンクールに入賞したことがある。だから一度は来てみたかったのだ。今はもう特に活動していないのかと思っていたが、ホームページを確認するとBLOGは更新されている模様。
折角なので記念に砂浜を歩き、打ち寄せられた綺麗な貝殻をいくつかお土産に拾って帰る。

もうすっかり暗くなってから高知市内に入る。桂浜近辺の宿に泊まって、明朝夜明けとともに龍馬像を拝んでから徳島に向う予定だったが、目当ての国民宿舎が土曜ということもあって満室。急遽予定を変更して、今夜のうちに龍馬と対面することになった。
桂浜の龍馬像とは何度目の再会になるのだろう。学生時代、ちょっとドライブのつもりでよく来たもんだ。でも日中に来たことはほとんどない。画像のことは気にしないように。
先週12日は「第33回龍馬まつり」が開催されたらしい。この前後1ヶ月は竜馬像のすぐ横に櫓が組まれ、龍馬の目線から太平洋を眺められるようになっているのだが、こんな遅い時間では櫓に登れるはずもなく。tellにも見せてあげたかったが、またいつか。
それにしても気になるのは「33」という数字。二人とも、今年33歳。龍馬が死んだのも33歳。「第33回龍馬まつり」。松山と高知を結ぶ国道はR33。なんなんだ、一体。

竜馬像が見下ろす桂浜の波打ち際を歩き、太平洋に向って大声で叫ぶ。もどかしさや、やりきれない想いを吐き出すように。
「はりまや橋」の歌を唄いながら階段を上って車に戻る。夕飯にはうどんを食べて、高知市内のBHで今夜は就寝。明日は夜明け前に出発だ。
「行き当たりばっ旅2006四国篇」2日目 ~R56~
uchikoza

7時起床。受験生で賑わうホテルのレストランで朝食。今どきBHでは珍しくビュッフェ。ありがたくガッツリ食べる。今日も一日長そうだし。

高速道路に乗って愛媛を南下。今日の最初の目的地は内子。昨年3月にも宇和島の友人を訪ねる道中で立ち寄ったので、今回はtellをパーフェクトに案内。木蝋の製造で栄えた昔ながらの街並みを抜け、大正天皇のを即位を祝して建てられた歌舞伎小屋「内子座」へ。詳しくは過去の日記(2005年3月2日分)にも書いたので割愛。駐車場近くの涅槃仏に胃腸の回復を祈ってから内子を出発。

次の目的地は四万十川。のはずだったのだが、イマイチどこへ行けばよいのか分からず、さらに雨も降り始めたので河原に下りようという気にも全くならず。日本最後の清流って言っても、雨で濁っててはさっぱりなわけで。
結局四万十川下流、ほとんど海に近い場所にある「癒しの里」というレジャー施設で昼食。そして風呂。観光客目当ての、オフシーズンにはぱったり客足の途絶えてしまいそうなどこにでもありそうなハコだったが、出されたにぎり寿司は絶品だったし(特に穴子が超美味)、雨に打たれながらの露天風呂も気持ちよかった。
「行き当たりばっ旅2006四国篇」初日 ~gift~
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茜色の残照が、迫り来る夜にしばしの抵抗を試みる間。寒さと空腹で我に返り、二人言葉もなく車に戻るまでのほんの数分。今度は海岸線を走る車のヘッドライトとテールランプの人工的な光の帯に目を奪われていたら、夜の帳は音もなく下ろされていた。

松山に戻る途中、大学時代の友人に再会。毎週のように合コンの話を持ってきてくれていた嘗てのジゴロも、今となってはすっかり田舎のオッサン。数年前東京で働いていた頃は「歌舞伎町は制覇した」と豪語していたのに。でも彼の愛すべきキャラは健在。彼をからかう(って言うと語弊があるんだけど)のはとっても楽しい。

夕飯は道後温泉のすぐ隣りにある「道後麦酒館」へ。地ビールの他、風土料理の数々を堪能できる飲み屋さん。大学卒業後に上京資金を貯めるため、会員制スポーツクラブでアルバイトをしていたのだが、そのときの上司が、今はここの店長をしている。でも残念ながら今日はお休みだった。いつもかなりサービスしてくれるのだが、必ず「もう有名になったのか」と厳しいツッコミを入れてくる。会えなくて残念だったなぁ。彼の部下や女性に対する扱いは見習うべきところがたくさんあった。何度となく恋の相談もしたっけなぁ…。

道後温泉周辺の歓楽街をふらっと歩いてから、帰省時には必ず利用する「媛彦温泉」へ。tellは以前道後温泉に来たことがあるんだって。だったらできればあの熱い湯にむりくり入りたくはない。媛彦ならサウナもあるし、マッサージもある。ゆっくりと湯に浸かる。極楽。

お風呂から出た後、もう一仕事残っている。そう、まだ本日の宿が決まっていない。ま、でもどうとでもなる。実際、どうとでもなった。大学のそばのビジネスホテルに宿を取って、もうあとは寝るだけ。とも思ったんだけど。実際今日は朝から予定ギュウギュウに詰め込み過ぎたし。でも折角だし、明日明後日の夜はきっと曇り空だし。ということで、寝る支度万全だった地元の友人を呼び出して、3人で星を見に行くことにした。

真っ暗な山道を登って、お気に入りの夜景スポットに彼らを連れて行く。ここでのことは、あまり詳しく書きたくない。てか、的確に表現する言葉が見つからないのだ。実際にそこに居合わせた人間にしか分からない、人智の及ばない世界と感動がそこにはある。一瞬の沈黙の後、絶叫してしまうほどの感動。その場にいた彼らなら理解できただろうか。それをなぜ僕が「ギフト」と呼ぶか。

そして、長い長い「行き当たりばっ旅2006」初日が終わった。
「行き当たりばっ旅2006四国篇」初日 ~夕景~
futamiyuhi

瀬戸風峠を下り、道後温泉の前を通って母校である大学のキャンパスへ。新学部設立に伴い建設された新校舎が目を引く。立派だこと。お金あるのねぇ。在学時に改築・移転された学食でしばしのブレイクタイム。ヤバい。ここにきてドッと疲れが出てきた。

まったりし過ぎると珈琲を飲みながら寝てしまいそうだったので、次の目的地へ向かうことに。松山で一番の繁華街といえば「大街道」。でっかいどう、北海道。あんまりでっかくないどう、大街道。ネーミングがなんとも微妙な「ラフォーレ原宿松山」の向かいの三越でお買い物。いつかの日記にも書いたけど、「パリス吉祥寺六本木店」はもうないのか。

国道56号を南下して、出産のために実家に帰っている友人宅へ。生後50日のかわいい女の子。母親である友人は、波乱万丈紆余曲折あって、今までも、そしてこれからも大変な人生。でも、この子のためなら、この子となら、きっとどんな辛いことも乗り越えていけるんだろうなと思う。出産をきっかけに、人生が好転したって話もよく聞くし。
まだ首が据わりきらない赤ん坊をこの腕に預けられ、人の子ながら愛おしさが込み上げる。いつか我が子をこのように抱く日が来るのだろうか。
迷った末に選んだスリーパーブランケット。喜んでもらえたみたいでよかった。

友人宅から20分ほどさらに車を走らせると、日本一夕陽が美しいと言われる「双海」の海に着く。お決まりの海浜公園でもよかったのだけど、海岸線をさらに南下して長浜まで、沈みかけた真っ赤な夕陽を正面にドライブを続ける。
海沿いの道も終わるころ、直感で曲がった広い道。その先には立ち入り禁止のロープがかかった小さな港があった。躊躇もなくロープを跨ぐ。筆舌に尽くしがたい、絶景とも言うべき夕景が目の前に現れる。金色に輝く太陽と、絶妙な具合で空にかかる雲。言葉を失った二人は、寒さも忘れ、刻一刻と色合いを変えながら海に沈む夕陽を、暗くなるまで眺めていた。
「行き当たりばっ旅2006四国篇」初日 ~片想い~
ishite

墓参りを済ませた後は、実家から歩いていける距離にある四国八十八ヶ所の第51番札所「石手寺」へ。縁日やら学校の写生大会やらで、小中学生の頃はよく遊びにきていたものだ。
がしかし、大人になり、松山を離れ、さらに旅の目的地の一つとしてここを訪れると随分と印象が違うものだ。子供の頃に歩いた参道はひどく短く、力いっぱい撞いた鐘はとても小さく感じた。
そしてなんといっても奇妙なのがマントラ洞。これはもうなんと表現してよいのか。鎌倉にも似たような祠があるが、このサブカルっぷりには到底敵わない。個人的に奥道後と石手寺は松山の二大サブカルスポットだと思っているが、それが両方ウチのすぐ近くにあるってのがなんとも。あ、そういえば伊台城っていうのもあったな。あれもウチからさほど遠くない…。

石手寺を後にし、車で5分ほど裏山(当然、みかん山)を登れば「瀬戸風峠」に着く。眼下に広がる松山の街並み。その向こうには瀬戸内海が見える。上京前、片想いをしていた人との最後のデートはここだったな。東京へ旅立つその日、会社を抜けて見送りに来てくれたっけ。彼女に渡された手紙を読みながら機内で涙した青春の1ページ。あぁ、甘酸っぱい。
「行き当たりばっ旅2006四国篇」初日 ~お墓参り~
松山空港に到着。父が車で迎えに来てくれている。東京での友人を紹介するのはこれが初めてかもしれない。さて、どんな印象を持ったのやら。

実家に戻ると、高級旅館ばりの豪華な食事を用意して母が待っていた。三つ指ついての丁寧な出迎え。どこの女将なんだか…。
いつも料理の腕がないと嘆く母だが、息子的には全く問題ないと思う。美味しい朝食でした。ごちそうさま。

両親に笑顔で送り出されて、いざ出発。まずは奥道後の前を通って「石手川ダム」へ。すいすい走れば車で10分ほどのところ。ダムを囲む山々は、ところどころ紅葉が始まっている。空気が、美味い。これが当たり前だったなんてな…。

別名を白鷺湖というダムの周りの林道をぐるりと車で走った後、実家のそばにある母方の祖父母のお墓へ。tellにはつき合わせて申し訳なかったが、じっちゃんとばっちゃんの墓参りにだけは、どうしても行っておきたかった。霊場のある丘からは6年間通った小学校のグラウンドが望め、赤白帽を被った子供たちがドッヂボールをしていた。
「行き当たりばっ旅2006四国篇」初日 ~出発~
tomtym

朝4時半過ぎに起床。やはりtellは寝ている。シャワーを借りて身支度を整える。もうそろそろ起きなければという頃になってtell起床。想定内。

外はまだ暗い。でもって寒い。tell宅から駅までは少し距離があるのでタクシーを拾う。今回ももちろん道中をビデオ撮影。タクシーの中で意気込みなんぞ語りながら徐々にテンションが上がっていく。

羽田から松山までは予定時刻より少し早めに到着して1時間ちょいの空旅。カフェモカを飲みながら新聞を読んでいたらあっという間。窓の外には真っ白な雲海が広がっている。週末の天気は雨の予報だが、今日はなんとかもちそうだ。
「行き当たりばっ旅2006四国篇」出発前夜
omurice

「行き当たりばっ旅2006四国篇」を明日に控えて、今日は一日ウキウキでした。仕事を終えて明治通りのお店で帽子を購入。これで旅行中の寝癖対策もバッチリ。

明日早いので今夜はtell宅に前泊。出張中で不在のSさんが作り置いてくれた超美味のオムライスを食べながら旅程を検討。かなりのハードスケジュールになりそうだけど、楽しい旅になること間違いなし。旅日記をオンタイムでアップできればと思ってパソコンも持って行くが、そんな余裕はないかも。でも折角Air-Hも再契約したんだし、がんばろ。

5時間後には起床。そろそろ寝なきゃなのに、全然眠くない…。でもきっとtellよりは早く起きてるはず。なにしろヤツは去年の「行き当たりばっ旅2005屋久島篇」で、待ち合わせ時間に来ないどころか、電話したらまだ寝てたという、とんでもない寝坊助さんなのだ。 さ、とりあえず歯でも磨きますか。
土佐のぉ~高知のぉ~♪
明日に予定されていたANAの24時間時限ストライキは回避されたらしい。時限とはいえ、その翌朝1便で出発する身としては気が気でなかった。ホッと一安心。でもJALはこのまま決行しそうだな…。何万人の足に影響が出るのか。
それにしても流石「行き当たりばっ旅」、出発前からドキドキさせてくれる。旅行中の天気予報は微妙に雨模様。相方が雨男だからなぁ…。でもここぞって場面で雨は降らない、はず。

今日は坂本龍馬の誕生日にして命日だった。もちろん「ばっ旅」の旅程に高知桂浜は外せまい。彼がいたからこそ、今の日本があるわけで、日本が世界に及ぼす影響力を考えると、世界をも変えた人物であるといって過言ではない。歴史上で最も尊敬している人。タイムマシンが開発されたら会ってみたい人ランキング断トツNo.1。はりまや橋でかんざしでも買って帰るかな(売ってないか…)。
気持ちが7割
朝から西新宿にある取引先の新社屋でAcrobatとPowerPointのセミナー。3本立ての2本目は欠席したから、お昼にぽっかり時間が空いた。会場がヒルトンの近くだったので、かつての同僚とランチでもと思い、久しぶりに連絡してみるも繋がらず。諦めて、知った顔が数人残っているはずの叙々苑HALC店へ。満席。玉砕。仕方がないので松屋でカレー。

今週末に控えた「行き当たりばっ旅2006四国篇」のため、ヨドバシカメラでAir-Hの再契約、さくらやでUSBフラッシュを購入。勢いで携帯も換えてしまおうかと思ったが、今日のところは踏みとどまる。auとdocomoどっちにするか、いまだに迷ってます。どっちがいいんだろ。

3本目のセミナーまでまだ少し時間があったので、パークタワーの「てもみん」へ。人が足りてないらしく、施術中何度も中断して電話に出たり、他の客の対応をしたり。ちゃんと謝ってくれたし、サービス券もくれたけど、客が客なら怒鳴られても仕方ないんじゃないか。

セミナーを終えて退勤時間15分前に帰館。今夜は夜勤のおっちゃんKさんのお見舞いで花小金井へ。前回は一番手だったが、今回は決心がつかなかったり、予定していた日に当人が病状を悪化させたりでほぼラストの順番。ブランクが空いてしまった分、彼の変わり果てた姿を見て、受けたショックは大きかった。辛うじてかつての面影を残しているのは鋭い眼光だけ。放射線治療と抗がん剤が効いているらしく、今日は随分楽だと言う。顔だけ見てさっと帰ろうと思っていたけど、嬉しそうに競馬の話をするKさんのそばをとてもとても離れがたく、ついつい長居をしてしまった。

彼も、僕のことを買ってくれている一人だ。僕も、彼のことを尊敬しているし、父親のように慕っている。自分で呼び戻しておいて、今の職場にいちゃダメだって。お前のいるべき場所じゃないって。参ったなぁ。数日後には本当の父親に会う。なんて言われるんだか…。

伝えたいことの半分も伝えられなかったな。手紙を書こうか散々迷ったんだけど、やはりそうすべきだったかな。でも想像していたより何倍も明るかったし、前向きだったし、演じている部分もあるにせよ、希望を捨てていなかったことが本当に嬉しかった。頑張って退院して、オウチで年越しましょうね。Kさん宅での新年会、楽しみにしてますから。
持ち時間
jyojyoginza

叙々苑の最高級焼肉店「游玄亭」で、麻布店をおさえて最高値の肉を出している銀座並木通り店(左の画像は店舗内の廊下を写したもの。ランチで1人4500円、夜だと1皿7500円也)。その店長Sさんに誘われて、バーテンさんとピアニストさん中心の、少し早めの忘年会。普段付き合いのある人間とは全く毛色の違う人たち。オークラやウエスティンで働いてた人たちだもの。とても大人な雰囲気。
Sさんには新宿HALC店でバイトしてたときからずっとかわいがってもらっている。そして今夜、彼からとても有り難い申し出を受けた。買いかぶり過ぎだと思うけど、信頼し、敬愛している人から評価されるのは嬉しいこと。
深夜0時から始まった飲み会は朝まで続き、朝焼けが美しい澄んだ空に浮かぶ半月を眺めながら将来を憂う。

30分だけ仮眠を取って出勤。現職場では、仕事の内容を評価してはくれているものの、退廃した共産主義的平等至上精神に則った旧態依然の体勢に対して、出る杭はただ打たれるのみ。それでも上司に言いたいことだけは言ってやった。もちろん冷静に。
さて、次の一手はどう打つか。

オール明けでかなり眠かったが、開催を待ち侘びていた「スーパーエッシャー展」に足を運ぶ。伊坂幸太郎の『ラッシュライフ』で「城と兵士」の絵を目にしてから、エッシャーの「騙し絵」と呼ばれる作品群に興味を持った。
緻密に描かれた独特の世界。「正則分割」の無限の広がり。ただただ舌を巻くばかり。今日はクローズ間際でゆっくり観られなかったので、もう一度行きたいなと思う。

帰り際、原宿でコートでも買って帰ろうと思ってキャットストリートに入ったところで、久しぶりにTさんからの電話。岐路に立たされたとき、節目節目で必ず連絡をくれる。そして軌道修正をしてくれたり、絶大なパワーを授けてくれたりする。今夜はとても不思議な経験をした。
トニー滝谷
tonitaki

友人に薦められて、市川準監督の『トニー滝谷』を観た。なるほど、彼がDVDまで買ってしまったのも理解できる。これまで市川準の作品に対してあまりいいイメージを持っていなかったのだが、これは秀逸な作品だ。

親元を離れ、外食かコンビニ弁当ばかりの一人暮らし。初めての帰省で母の手料理を食べたときのあの感動。あまりに身近で、当たり前すぎると、気付けないものがたくさんある。

その人と出逢ったことで、生来の孤独が終わりを告げる。否、孤独は終わらない。ようやく孤独の意味を知り、喪失の恐怖に付き纏われるのだ。

「孤独とは牢獄のようなものだ」

主役のイッセー尾形と宮沢りえも素晴らしいが、ナレーションの西島秀俊がまたいい。

兄弟がいるわけでもなく、普段古着を買うこともないので、他人が袖を通した服を着る機会は滅多にないのだが、以前誰かが着ていた服を着るという行為について、実はとても特別なことなのではないかと考えてみたりする。

映画を観終わってすぐ書店に走り、同作品が所収されている村上春樹の短編集『レキシントンの幽霊』を買って読む。映画の中で何故役者が台詞とは別にナレーションも語るのかよく分かった。

顔のない常識的な非常識人を描く天才、村上春樹。その作品を映像化するのは相当に難しいはずだが、この映画は見事に成立していると思う。

もう一本借りた映画はアニメ『カーズ』。ディズニーとピクサーがタッグを組んだ最後の作品。アニメ版『デイズオブサンダー』って感じ。面白かったけど、個人的には『Mr.インクレディブル』の方が好きかも。
ミキノネ
深夜、今年6月にレコ発LIVEを行ったmasterpeaceの名曲、『ミキノネ』のモデルになった大樹を当人と一緒に見てきた。

住宅地を縦断する幹線道路沿いで、その場所だけが神聖かつ悠久なる時を刻み続けている。 周幹7メートル、高さ30メートル、樹齢は500年にも及ぶ大銀杏。その悠然たる佇まいに思わず息を呑む。

幹に腕を回し、身体を寄せて、目を閉じて木霊の声に耳をすます。雑念が吹き飛び、心に静寂がやってくる。言葉で語らずとも確かに伝わる何か。とてもあたたかい気持ちになる。

幹線道路から少し離れると、草むらから虫たちの奏でる秋の音色。薄雲かかった月明かりの下、大樹は何を見つめ、想い、憐れみ愛しているのか。

木枯らしが吹けば、辺り一面黄金の絨毯が敷き広げられる。今度は明るいうちに来てみよう。そして真上を通るモノレールに乗って、その景色を眺めてみたい。

久しぶりの深夜のドライブ。そして真夜中のファミレス。もう楽しくてテンション上がりまくり。帰宅したのは午前4時前。マスピの『ミキノネ』を聴きながら大銀杏を想い、幸せな気持ちで眠りに就く。

※本文中一部masterpeace『ミキノネ』の詞から引用。
重なるときは重なるもんだ
今月は友人の所属する劇団が一斉に公演を打つもんだから、スケジュールの調整が大変。
あと財政が火の車。
ということで、今月の観劇予定を。

◎11月5日 荒川区文化祭日本舞踊大会
毎年恒例の発表会。社中から4人が出演。演目は「藤娘」と「娘道成寺」。
◎11月6日 ゆうりんプロデュース公演『NOBUNAGA』
友人の広瀬未来さん出演。詳しくは当日の日記参照。
◎11月22日 ハラホロシャングリラ公演『ピンク』
友人数人が出演。主宰の中野氏と直接面識はないが、彼にはかなり影響を受けている。
ここのところ路線が変わってきたが、上質で安定感のある笑いと展開の妙。
装置や音楽もお洒落で、本公演はほとんど欠かさず観ている。
◎11月23日 Theatre劇団子公演『カーラヂオが終われば』
脚本・演出家と、役者が友人。熱い人たち。元気をくれる人たち。
脱ぎ捨てたつもりの、思い返せば恥ずかしくなるような青春の1ページ。
思いきりエネルギッシュで、ちょっぴり滑稽で、痛いほど真っ直ぐな芝居。
◎11月24日 雲南省京劇院公演『KYOGEKI2006』
先日入社したばかりの新人さんが招待券をくれるというので急遽決まった予定。
大好きな香港映画『つきせぬ想い』の中に京劇のシーンがあった。
ナマで観るのは初めて。楽しみ。
◎11月27日 燐光群公演『チェックポイント黒点島』
この劇団の公演に初めて来たとき、隣で観ていた友人がその後入団。
今回で二度目の観劇だが、初めて観たときの衝撃はかなり大きかった。
観念的で小難しい舞台だが、メッセージ性の強い深みのある芝居。
◎11月29日 東京ヴォードヴィルショー『エキストラ』
実は上京して間もない頃、ここの養成所に籍を置いていたことがあった。
あの、三谷幸喜が作・演出。劇団員総出演に加え、伊藤四郎、角野卓造が客演。
面白くないわけがない。前売り完売でもコネで千秋楽のチケットを入手!

まぁ、ざっとこんな感じ。
なんでみんな同時期にやるんだよぉ泣
今月は17日から『行き当たりばっ旅2006』も控えているというのに。

上記の公演で、観てみたい作品がありましたらご連絡ください。チケット取ってあげられるかも。
あ、でもヴォードヴィルの『エキストラ』は厳しいかな。

京劇は、今日中に連絡をもらえればご招待できる可能性大。
こういうの観られる機会ってなかなかないと思うし、何よりタダですから笑
NOBUNAGA
nobunaga

普段エラそうなこと言ってるくせに、いざというときに全く頼りにならない上司。彼から帰り際にとても面倒な作業を頼まれて、そのせいで1時間の残業。今夜は友人の芝居を観にいく予定だったのに。

頭をフル回転させて残業を終わらせ、汗だくだくになりながら内幸町ホールへ向う。毎年恒例のゆうりんプロデュース公演『NOBUNAGA』。もう何年連続で観に来てるんだろう。相変わらず、とっても微妙で不思議な世界。
個人的には今年が一番不出来だと思う。ファンタジーと言えど、リアリティを微塵も感じられない世界で、上辺だけの台詞で無理矢理展開されては…。
役者に罪はないと思う。友人他、上手い人はたくさんいたし。殺陣とかも相当頑張って稽古したのが分かるだけに、かわいそうだなと。いくらなんでも脚本ダメ過ぎ。

終演後、tellと一緒に劇場近くの松屋で夕飯。その後、銀座まで歩いてお茶をしながら諸々の懸案事項を一つずつ片付けていく。 「行き当たりばっ旅2006」もいよいよあと10日だ。 今回の目的地は四国。とっても楽しみ。
DesignTide in Tokyo 2006
designtide

少し遅めの起床。窓を開けて、音楽を聴きながらMDの整理などしてみる。

お昼前に出かけて、渋谷駅から明治通りを歩いて本日が会期最終日の「DesignTide in Tokyo 2006」へ。職場のすぐ近く、通勤路で開催されていたのに、昨日友人に教わるまで全く気にかけてなかった。

「ほんとに必要なものだけを」

というコンセプトで、デザイナーたちがその作品を通じて、ピースフルなメッセージを訴えかけている。デザインは、必要があってこそ産まれるものであり、メッセージがあってこそ育まれるもの。なるほど、無駄にカッコイイものって結構ありそうだもんな。メッセージ性のない作品に、感動できるわけもないし。デザイナーに話しかけてみる時間もなかったのは残念だったけど、立ち寄った甲斐はあった。

ゴミ箱が宝箱に、ゴミの島が夢の島に。

予期せぬ人からのメッセージが届いていた。なんでもないような、さり気ない一言で、熱いものがぐっと込み上げてきた。電車を待つ地下鉄のホームで、人知れず涙を拭う。この想いを胸に、しばらくは頑張れるなぁ。

千代田線で町屋へ。恒例の荒川区文化祭、日本舞踊大会に今年は社中から二組が出演。演目は「藤娘」と、大物「娘道成寺」。一本目が始まる直前、まるで計ったかのように到着。
主演の二人は、本当に上達したなと思う。煌びやかな衣装を身に纏い、悠然と舞う姿は、日本の美そのものだった。がしかし、あの音響はヒドい。演者がかわいそうだ。稽古を積んで、お金も積んで、最高の演技を披露する晴れ舞台で、あれはないよ…。いくらタダとはいえ、観客に対しても失礼だ。
「娘道成寺」では、同門の二人が脇で坊主を演じたが、その踊りにも首を捻らざるを得ない。出演を断わった自分のことは敢えて棚に上げるが、あれなら出ない方がよかったんじゃないか。
なんだかとってもやりきれない気持ちになって、会場を後にする。

客席で久しぶりに再会した友人と、近くのファミレスで食事をしながらお互いの近況報告など。彼との付き合いもかれこれ長いが、根底にある純粋さは変わっておらず、心地よく会話が弾んだ。
虹の女神
rainbow song

記念すべき新しいブログの投稿第一回目。 不本意な形で前ブログを終えることになったのは、本当に残念で、悔しい。 認知度に比例してコメント数も増え、ブログを書くことがまた楽しくなってきた矢先だったから猶更。

ブログをまた新しく始めることに関しては、また別の機会に書くとして、とりあえず今までmixiや他のブログで書いた記事を編集しながら、前ブログに繋げていこうと思う。

仕事の後kenさんと下北をプラプラと。 駅前の回転寿司屋で夕飯を済ませ、西口から少し歩いた場所にある某クレープ屋で食後のデザート。 ちょっと有名な店らしく、今日も数人の列が出来ていたが、味はかなり微妙。
でも、そんなことはどうでもよくなってしまった。 店の前に何故か置いてある2冊のアルバム。 来店した著名人の写真は分かるけど、意味不明なものも多数。 そんな中、知った人の写真が2枚ほど。 最初は似てるなぁって思いながら見てたんだけど、見れば見るほどその人なわけで…。 驚嘆、動揺、そして撃沈。 網膜の裏側にバチンと音を立てて焼きつくってのはこういう感覚なんだなと改めて実感。

今日はやたら「文化の日だからね」という意味不明な理由で吉野家の牛丼をゴチになったり、仕事中にキャッチボールをしたり、アイスをゴチになったりしたが、新ブログ投稿初日だし折角なのでレイトショーで映画を観た。
岩井俊二プロデュース、桜井亜美脚本、熊澤尚人監督『虹の女神』。 熊澤監督の作品は『ニライカナイからの手紙』を観ている。 彼の描く世界観は、僕が好むそれにとても近い。 『虹の女神』、今年観た邦画のベスト3に入るかも。 真っ直ぐだけど、不器用で、強がりなくせに、猛烈に愛を求めている。 キャストも良かった。 上野樹里を女優として再評価。彼女の出てる作品結構観てるけど、演技の幅広いなぁ。 あと、蒼井優。佇まいと表情での演技力は最高レベルのものを持っていると思う。もう一度観たい映画。
THE FINAL
20061101.jpg
現状、そして将来のことなどkenさんと久々に真剣トーク。表参道の駅まで語り歩き、別れて千駄木へ向う。
tellと向った谷中銀座の餃子屋はまたも休業。すっかりギョーザ腹のため、tell宅に車を取りに行き、タイミング良く帰宅したSさんと3人で麻布の「大阪ひとくち餃子 点天」へ。接客はかなりマズかったが、焼・水・チゲ鍋餃子全て美味。デザートは西麻布の「デュリエール」へ。美味しいもので腹が満たされるって幸せ。それにしてもこの夫婦と一緒にいるとそれだけで心が和む。

さて、タイトルと画像でピンと来た人はかなりの「Dreaming Dragon」ツウ。結論から言えば、本日の日記がこのBLOG最後の記事となる。書きたいことが書きたいように書けなくなってしまった。誰のためでもなく、自分が一番楽しむためというのが大前提。それが崩れてしまった。
au一人勝ちのMNP。違約金がネックだったが、その制度を上手く利用した裏技でかなり安くなったし、近々携帯を変える予定。どうせメアド変更の連絡するなら、この際新規でもいいかな。
ここでどうしていきなり携帯を買い換える話が出てくるのか。実はこのBLOG、今使っているグリーンの携帯に変えたのと同じタイミングで開設したのだ。最初の記事・画像として登場し、最後の記事・画像として役目を終えるこの携帯。このBLOGにはなくてはならない存在だった。
そんなタイミングもあって、この辺が潮時ではないかと。

ということで、今までご愛読本当にありがとうございました。

たくさんのあたたかいコメントをありがとう。
TBもありがとう。
相互リンクを貼ってもらった人には感謝とお詫びを。

今後しばらく、日記的なものはmixiに書く予定。読める人はかなり限られてしまうが、どうかご理解の上、不義理をお許しくださいませ。

最後に、ホームページ「halfmoon」で日記を書き始めてから、BLOGに移行して今日まで、ずっと近いところで繋がってくれていたtellに感謝。
彼とでなければ、もっと早い段階でやめていたかもしれない。
ありがとう。
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