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解放の雨
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この二日間ずっとドトール→帰宅してPC充電→マック→充電→Denny's→充電→またドトールの繰り返し。風邪を引きかけているのか頭痛と喉の痛みに苦しみながら。おまけに隣駅のDenny'sから帰宅するのはいつも朝4時過ぎなので、帰りは当然歩きになるわけだが、そのときにできた雪駄の鼻緒擦れが痛い。もらいものだけどとても履き心地が良くってお気に入りの雪駄。寝静まった住宅地をペタペタと音を立てて歩くのはいいものです。

テーマと主人公の男女二人の設定だけ決めて、行き着く先は全く未知のまま書き始めた今回。最後よくぞ纏まってくれたもんだ。途中何度もやめようかと思った。出来は、まぁおいといて…。登場人物が勝手に言葉を喋り始め、シーンをぐいぐい引っ張ってってくれるのは書いていて本当に楽しい。でもそれはほんの一瞬。あとの大半は産みの苦しみ。何度も何度も。書くためのラマーズ法みたいなのあればいいのに。心理的無痛執筆。

何はともあれ、今回も24時直前に郵便局の夜間窓口に「今日の消印で!」と出して無事脱稿。解放されて嬉しくて、ちょっと距離はあるけど二駅分歩いて帰ろうかなと郵便局を出た途端。湿った重い風に運ばれてきた、むせ返るような雨の匂い。そして、案の定ぽつぽつと降り始めた。風邪気味なんだし、さっさと帰って寝ろってことか。鼻緒擦れも痛いし。ヌーサン欲しいな。

長時間座り続けていたから、やはり腰痛も再発。靴履くとき注意しないと、また歩くたびに脂汗流すことになる。やっぱりあの椅子買おうかな。以前ハンズで見つけた長時間座っててもきっと大丈夫そうなカッコイイ椅子。でも10万円くらいするのよね…。
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終末のフール
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伊坂幸太郎『終末のフール』読了。書店で見かけて気になっていた本で、先日広瀬未来さんがブログで賞賛していたので購入決定。一気に読んだ。8年後に小惑星の落下で地球が滅亡することになり、その5年後。混沌を極めた世界がようやく落ち着いて、残りあと3年。さて、どう生きるか。頑張っても仕方がないと無気力に生きるのか、限られた人生を精一杯生きるのか。自分ならどうするだろう。小惑星なんて落ちてこなくても、病気になって余命宣告されることだって有り得ないことじゃない。でも本当に大事なのは、今をどう生きていられてるのかってことなんだろうな。今日なくして、明日はないのだから。

深夜24時53分の電車に乗っていつものDenny'sへ。最近バッテリーのもちが悪くなってきた。コンセント使わせてくれないかなぁ、お金払うから。4時半帰宅。もう明るくなってきてるし。
The Corrs
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HMVのポイントカードがいっぱいになったので、ずっと欲しかった『ラブ・アクチュアリー』のDVDと、先日のレコ発ライブでmasterpeaceが歌った「Runaway」が収録されているThe Corrsのベスト盤を購入。どちらも格安だったので、2500円分のポイント使って2枚で700円弱。さらにW杯イングランド戦の翌日だったからダブルポイント。お得。

近所のお店でDVD格安市ってのをやってた。1枚1000円。品揃えは決してよくなかったが、昨年映画館で観てちょっと良かったなと思うものを。

『最後の恋のはじめ方』
『50回目のファーストキス』
『クローサー』

見事に恋愛ものばっか。

来月に入ったらゆっくり観よう。
LOS ANGELS CLUB THE LAST GIG
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壊れた家電製品でも無料で引き取ってくれる業者がある。簡易梱包して、着払いで送ればいいだけ。ということで、長年世話になった21型テレビとも今日でお別れ。それに伴い、昼過ぎから大掃除。テレビが見られないってことは当然ビデオも見られないわけで。PS-2やスカパーのチューナーなどのコンセントも軒並み全て抜いて、ラインもきれいに拭いて縛って袋にしまう。あぁ、スッキリ!テレビなしの生活はもう何日目だろう。結構大丈夫なもんだ。でもたまにあるんだよなぁ、どうしても見たいものが。今日の宝塚記念とか。

2番人気以下の人気馬が3着入選も確保できない紛れのあるレースで、単勝1.1倍の圧倒的支持にしっかり応えてみせたディープインパクト。彼の死角はどこを探しても見当たらない。サッカー日本代表は不甲斐ない結果に終わったけど、ディープは間違いなく仏国凱旋門賞で、世界最強馬の栄冠を手に入れるはずだ。池江さん、よろしく頼みます。

夜は活動休止中のAPARTMENTsのLIVEがあって原宿へ。彼らの拠点でもあった「原宿ロサンゼルス」が今夜で閉店ということで、そのお別れライブ。縁あるバンドが数組登場し、日曜夜にも関わらず結構な観客数。最後だから名残惜しいのはよく分かるが、それにしても1時間押しってのはちょっといただけない。人の時間を軽く考えすぎ。時間は守って当たり前。押しても仕方がないわけなど決してない。

APARTMENTsのLIVEはいつも通り和やかな雰囲気と、緩いMCで滞りなく終了。『カナリヤ』は何度聴いてもいい曲。生音だからより胸に響く。毎回思う。彼らが本気になって、真剣に音楽に取り組んだら…と。
鶴岡で撮った写真
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母から手紙と一緒に鶴岡旅行中に撮った写真が送られてきた。使い捨てカメラだったからあまり期待はしていなかったものの、ここまでとは。折角の両親との貴重な旅行だったのに、少々無理してでもいいデジカメ買って持っていけばよかったとヒドく後悔。風景よりも、両親の立ち姿や表情がぼやけてしまっていることが何より悔しい。ファインダーに向けて表情を作るような人ではないが、嬉しさが滲み出ている父と、「私はいいから」と言いながらも、父に寄り添い幸せそうに笑う母。誰かにお願いして三人で撮った写真はたった二枚しかないけど、両親ともいい顔してる。もっともっとたくさん撮ればよかった。高性能のデジカメで1000枚くらい撮ればよかった。

手紙には、今回の旅行が本当に楽しかったと綴られていた。父の人生にとって、藤沢周平の本が与えた影響はあまりに大きい。一家を養うために高卒で就職してから、遅くに生まれた愚息が大学を卒業するまで、弱者のため組合に尽くし、家族のため直向に働き続けた父。もちろん剣の名人ではないけれど、義を重んじ、日々の生活の中でささやかな幸せを見つけ、真面目に生きてきた厳しくも優しい父。そんな父の生き様を、藤沢文学は肯定していると思うし、彼の作品を読んだ父の人生がより豊かなものになったというのも頷ける。

そんな父を影ながら支えてきた母は、前を歩く少し小さくなった父の背中を見つめながら何を思っていたのだろう。喧嘩もたくさんしたし、気苦労も多かったはず。でも、築き上げた信頼、深く結ばれた絆は揺るぎない強さを持っている。この人についてきて良かったと、きっと思っているはず。分かりやすい言葉でそう記さなくても、行間には父へのあたたかい気持ちが滲み出ている。

実家にはパソコンがなく、親がこのブログを読むことはないし、だからこそ書けることもたくさんあるのだが、今回の旅行記に関しては是非読ませてくれというので、迷った挙句、プリントアウトして郵送することにした。楽しい旅を思い返す一つの材料として役立ってくれたらいい。
タイヨウのうた
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公開を待ちわびていたYUI主演の映画『タイヨウのうた』をやっと観てきた。試写会に行った友人からも強力にプッシュされていたので、期待度はかなり高かったが、バッチリ応えてもらいました。物語に奇抜さも新鮮さもない。悪者も出てこないし、難病モノのラブストーリーとしてはお約束もいいところ。でも、こんなに泣ける。いい映画だったなぁって心から思えた。

この映画を観たら、YUIのファンならずとも、女性だって、彼女のことをきっと好きになる。彼女がかわいらしくて、愛しくてたまらなくなる。

難病を抱え、未来がぼやけて見えなくなっても、それでも人生に絶望なんてしない。生きて生きて、生きまくる。歌って、恋をして、愛し愛されて生き抜くんだ。そんなあまりにも純粋で、まっすぐな主人公、雨音薫を等身大で演じるYUI。ハマリ役でした。どんなに演技の上手な実力派女優でも、これほどの感動は呼べなかったんじゃないだろうか。YUIが歌うたびに涙が零れ、懸命に生きる主人公を支える周囲の優しさに胸が熱くなった。

もう一度劇場で観たい映画。〆切も迫っているけど、近日中にもう一度観に行ってしまいそうな映画。オススメです。

深夜24時からFMヨコハマにゲスト出演したmasterpeace。先日の茨城放送は、電波が全く入らなくて聴けなかったのだが、今回はノイズに邪魔されながらも喋ってる内容を聞き取ることができた。メジャーシーンへの階段を一段一段着実に上っている彼。人の応援ばっかしてる場合じゃないな…。
Ray of Light
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先日のイベントで知り合った女性が組んでいるユニット、「Ray of Light」のCDを買った。

彼女の織り成す言葉は、美しく繊細で、どことなく切なくて、でも奥底に強い意志を持っている。

お気に入りに仲間入り。
壊れかけのテレビ
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嘘です。壊れかけじゃないです。完璧に壊れちゃいました、テレビ。
画面中央に圧縮した光の一本線が入るようになってから数日間は、電源をつけたり切ったり、チャンネルを変えてみたりでなんとか映ったりしてましたが、もう一筋の光しか見えません。

ということで、テレビなしの生活が続いております。とっても静か。別になくても暮らせるもんだ。DVDはPCで観ればいいんだし。でも朝の慌しいときに、時間が分からないのはちょっと痛い。ワールドカップのブラジル戦も観れない。ま、実はオーストラリア戦も途中からだったし、クロアチア戦なんていまだはハイライトさえ見てないし、いいんだけど。

今月末〆切だし、テレビ見てないで書けよってことなんだろう。

しかしこのテレビの処分が大変。21型までのTVで画面に損傷がなければ、壊れていても無料で引き取ってくれる業者に連絡したけど、梱包とかしなきゃだし。

新しいのを買うタイミングが難しいな。次買うなら液晶で地デジ対応がいいし、でもまだ高いしなぁ…。ワールドカップ終わったら少しは安くなるんだろうけど。とりあえず、間に合わせのを中古で買うか…。
masterpeaceレコ発LIVE
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始発で帰宅。何はさておき、まずはシャワー。髪を乾かしながら、ベッドを横目に欠伸をかみ殺す。週にたった一度の休日、それもこのところ忙しかったからやることが溜まってて、なんだかんだと用事を済ませていたらお昼前。で、結局少しも寝ないで出陣。

今回は欠席しようと思っていたPMリーグに参加。初参戦となる友人のため、顔繋ぎだけでもと雨の銀座で眠さと闘いながら。でも、こんなときに限って好調。マイナーリーグで初戦ラスの後、1着。本戦もその勢いのまま卓でトップ。総合でも1ゲーム終わった時点で首位と僅差の2着。もしかしたら、もしかしたかも。でも、残念ながらここで退場。ま、いつも後半ガクンと順位落とすから、これでよかったのかもな。

そしてそして、夜はもちろんワールドカップ…ではなく、masterpeaceのレコ発ライヴへ。先日発売されたばかりのファースト・マキシ『lovers』の発売を記念して。場所は渋谷「多作」。小さいハコなんだけど、個人的に思い入れのあるライブハウス。

鎌倉で出逢い、理屈抜きに彼の音楽に魅かれた。自分の書いた作品を音声化するにあたっては、どうしても彼に音楽を担当してほしくて、単身彼のライブを聴きに来たのが2005年1月4日の「多作」だった。まともに会話したことさえなかったのに、彼は快くその申し出を受けてくれ、『最後の約束』という作品に、オリジナルの素晴らしい楽曲を提供してくれた。

今となっては誰にも負けないくらいmasterpeaceの音楽を愛しているし、彼の人柄が好きだし、本当に大切な友達だと思っている。

優しくて、あったかくて、なんだかとても安心できる。

そんな彼の人となりが、そのまんま音楽に表れているし、今日のライブもまさに、包み込むような「愛」に満ち満ちた素敵なライブでした。

初っ端のハプニングもご愛嬌。狭い小屋だから観客との距離はほとんどないに等しいのだけれど、ステージと客席との気持ちが、さらにぐっと近づくいいきっかけになったんじゃないだろうか。

「ミキノネ」に始まり、
「monogatari」
「artemis」
「runaway」(from The Corrs)
「アイアルセカイ」
「spiral days」
そして、「lovers」の全7曲。

前半こそ緊張で硬い感じもしたけど、唄うほどに調子が出てきて、観客は次第にmasterpeaceの音楽の世界へぐいぐいと引き込まれていく。フルートの琴絵ちゃんとの絶妙な掛け合いが光ったMCも楽しかったし、大雨の中、W杯そっちのけで駆けつけた60人のお客さん全員が、彼のステージをぽかぽかとあたたかい気持ちで見つめていた。

レコードデビュー、そしてレコ発ライヴ。不安な要素も少なからず抱えていただろうし、大空に羽ばたくための第一歩となる晴れ舞台に、緊張は相当だったと思う。自分のことのようにハラハラドキドキしながら彼の演奏を見守った。でも、彼は心からステージを楽しんでいた。彼の音楽を、彼という人間を愛してやまないサポートのメンバーが、お客さんが、そして真っ赤な新しいパートナーが、優しく肩に手を置くように、握った手の平にぐっと力をこめるように、「そばにいるよ」と語りかけている。彼は間違いなくそれを感じ取っていたはずだし、だからこそ、愛に包まれた奇跡のような美しい時間がそこに生まれたのだと思う。

目を閉じれば、今でもあのステージの感動が甦る。

これからもずっと応援していこうと思う。一人でも多くの人に、彼の曲が、彼の声が、彼の言葉が届きますように。

終演後、近くの居酒屋で軽く打ち上げて帰宅。昨日からほとんど寝ていないので、バタンとベッドに倒れ込む。今夜は幸せな夢がみられそうだ。

このブログを読んでくれている人で、masterpeaceのCDを購入希望の方はコメントに書き込んでくれてもいいし、メールで連絡くれてもいいです。手渡し、もしくは郵送します。
3曲入りマキシ・シングル「lovers」
1.lovers
2.monogatari
3.アイアルセカイ
定価1000円です。

『最後の約束』もセットでどうぞ(営業かよっ)。
ここでしか聴けないmasterpeaceの隠れ名曲『mille sweet』収録。
こちらも1枚1000円なり。
東京マスコミコレクション
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渋谷「CAMELOT court」で行われた「東京マスコミコレクション」に参加してきた。第5回目を迎えたこのイベントは、テレビ・映画・音楽・出版・広告代理店など、マスコミ業界に勤務する人間の交流会的なもので、前回までで1000名を動員、今回も200人の関係者が会場を埋め尽くした。

こういう場って本当はとても苦手。でももしかしたら、ちっぽけでも何かしらのきっかけを掴めるかもしれないという淡い期待を抱いて、自分なりに精一杯頑張って名刺交換してきました。多めに持ってった自分の名刺は全部使いきったし、上々ではないでしょうか。連れてってくれた友人のおかげによるところが大きいけど。

偶然にも、高校からの同級生で、編プロの社長をやっている親友がいたり、某SNSで知り合った映画監督さんと初めてリアルに挨拶が出来たり。先日のブログで紹介した絵本『やさしいあくま』の著者326氏も出席していたので、声をかけてみた。でもただのミーハーって思われちゃうんだろうなぁ。ただ純粋に『やさしいあくま』に感動したって伝えたかっただけなんだけど…。

3時間は短いようで、長かった。イベントが終わった後、一緒に来た彼と、その友達の女性二人で入った居酒屋での時間の方が、よっぽどあっという間に過ぎた。あんまり楽しかったから終電逃しちゃったし…。やっぱ3、4人でゆるりと飲むのが一番性に合ってます。

もちろん、素敵な出逢いもありました。200分の・・・。それだけに、ずっと続いていく大切な関係になっていくといいなと心から思う。
同志
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引っ越し資金を取っておかなければと思いつつ、原宿R.NEWBOLDで靴を買い、下北沢で帽子と鞄を買って散財。靴も鞄も帽子も、全部欲しいと思っていたモノ。買い物って勢いがつくと一気にあれもこれもってなるから怖い。特に一人だと歯止めがきかない。

昨夜、SOLの路上ライブ後にリーダーのtakuma君と話す予定だったが、雨で中止になってしまったので今夜会うことに。7月の福島でのライブに向けて、都内の某スタジオでレコーディング中のSOL。忙しい合間を縫って、重い機材と楽器を担いで下北沢まで来てくれて本当に感謝。

今月末〆切のプロットの主人公のモデルに、SOLを使わせてもらおうと思っているので、ちょっとした取材も兼ねて北口のスープカレー屋「心」で夕飯。takuma君はこの後、一旦ウチに帰ってまた仕事に出かけなければということで、話せる時間は1時間足らず。ライブ以外で会うのはこれが二回目。二人でゆっくり話すのは初めてだったから、まずお互いのことをよく知ろうと語り始めたら、もうあっという間にタイムアップ。本当はSOLというバンドについてもっと聞くべきことがあったはずなのに。でもリーダーであるtakuma君の音楽やバンドに対する姿勢には、SOLの他のメンバーも共感しているに違いないし。何より、同志として熱い心を通わせ合うことができたことが嬉しかった。こういう出逢いは、頑張ろうっていうモチベーションをぐっと上げてくれる。いいプロット書かなきゃ。
下北シナハンと『雪に願うこと』
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仕事を14時で早退して、kenさんと下北沢にシナハンへ。上京してすぐの頃は、人と会うにも買い物をするにも下北沢をよく使ったものだ。あの頃とは遊ぶ人も場所もすっかり変わってしまった。そして下北沢という街も、少しずつ変わり始めている。

北口から降りて、ながらの趣きを残している景色を探しつつ、面白そうな店があったら入ってみたり、つい勢いで買い物しちゃったり。気になる場所を見つけたら、そこに想像上の人物を立たせてシーンを展開させてみる。神社や公園、学校、遊歩道などなど。使えそうだなと思ったところは、携帯に画像を残す。西口を経由して、南口から茶沢通りへ。やっぱ面白い街だなぁ。でも一番見つけたかった主人公たちの「溜まり場」として使えそうな店には出逢えなかった。『NANA』でいう「ジャクソン」のような店、下北沢でどこか知ってる方いませんかね…。

夜、本当はSOLの路上ライヴを観に吉祥寺へ出向くつもりだったが、生憎の雨天中止。急遽予定を変更して、明日行くはずだった映画『雪に願うこと』を観るため銀座へ。いきなりの誘いや、急な予定変更を嫌うtellには申し訳なかったが、割引チケットとアンゼリカの「みそパン」で許してもらえたはず…。

予告編を観たときに、素材とキャスティングからして、こりゃまず間違いなく泣ける映画だと確信したのだが、意外とストーリーに厚みがなく。何が悪いってわけじゃないんだけど、特に心打たれることもないままにさらりと終了。役者は良かったんだけどなぁ。佐藤浩市も小泉今日子も、主役の伊勢谷友介の演技も結構好きなんだけど。でも伊勢谷氏の声はちょっとシブ過ぎる。あまりいい声過ぎても、役によってはダメなのかも。
昭月庵で引越しを考える
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待望のYUIのnewマキシ『Good-bye days』を買った。

今は着メロもこの曲。

今週公開の映画『タイヨウのうた』もかなり楽しみ。

YUIのライヴに行ってみたいなぁ。
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約1年ぶりに五反田の「昭月庵」へ。やっぱりここの蕎麦と味噌焼きは美味しい。頭を丸めたkojiroさんにも久しぶりに会えたし。仏の道を極めんとする人の笑顔は本当に優しい。そして今回もkenさんにゴチになってしまいました。


本気で引越しを考えている。

今年中にはなんとかしたいと思っている。

kenさんが不動産屋に勤務しているMさんを紹介してくれた。結構無謀な条件を列挙しておいたのに呆れもせず(いや、呆れてたか…)、Mさんは頑張って30件以上もの物件を探してきてくれた。ありがたい。

うーん、高い。高すぎる…。

借り手市場なんじゃないの?だいたい敷金2礼金2って、さらに諸々込みで6か月分って、そんなに払えません。てか、払う気ないですから。敷礼ナシって物件もあるのに、その差はなんなんだ。でも敷礼ナシって逆に怖い気もする。改修作業や不動産の儲けはどこから?

とりあえず今回は、今の部屋を引き払ってまで越したい物件はなかった。不動産関係で働いているとはいえ、そう簡単にビックリするような掘り出し物に出逢うことはないようだ。

敷礼ゼロの訳や、オススメの物件情報、どうか教えてください。
ダ・ヴィンチ・コード
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評判の良くない『ダ・ヴィンチ・コード』を観てきた。原作を読まずに観た方がという意見もあるようだが、読んでないとさっぱり分からないだろうし、読んでたら読んでたで全く物足りない映画。とりあえずささっとこんな感じでまとめてみましたけど、原作読んだ人、思い出しました?みたいな。宮部みゆきの『模倣犯』を思い出した。あれもヒドかったなぁ…。役者も演ってて面白くないだろう。それにしてもオドレイ・トトゥはミスキャストじゃないだろうか。

今夏公開予定の「UDON」の予告編を観てうどんが食べたくなり、渋谷の「夢吟坊」へ。かきあげを注文するも食べきれず。もうすっかり油っこいものがダメになってしまった。数年前に10日で体重を13キロ激減させてしまって以来、食べる量も減ったし、とんこつラーメンも、天ぷらもダメ。コーヒーもブラックで何杯も飲めなくなった。悲しぃ。
もう少しだけ…
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折角の休日も生憎の雨。晴れていれば今月末に出そうと思っているプロットのため、下北沢へシナハンに出かけようと思っていたのに。でもたまにはこういう休日もよかばい。

ということで、今日は借りてきたDVDを2本。1本目は市川準監督の『ざわざわ下北沢』。街が主役のこの映画。なんじゃこりゃという豪華キャスト。役者にとって下北沢は、特別な思い入れのある街だからだろうか。特に何がどうっていう映画じゃないんだけど、プロットの参考までに。そういえばこの映画のエキとか募集してたなぁ。下北沢、まさしく「ざわざわ」という擬音語がピタリとハマる街。

2本目は中村哲也監督『下妻物語』。先日の『嫌われ松子の一生』が個人的にとても気に入ったらしい(人ごと?)。でもやっぱ見る順番が違ったなぁ。キャスティング、展開、構成、テンポ、どれも素晴らしいとは思うんだけど、『嫌われ~』に比べればパワーダウンは否めなくて。

夜はやっぱりW杯が気になる。でも最近ウチのTV、とうとう寿命が来たらしく、たまにプツリと映らなくなる。真ん中に線が入った状態で、音声だけが聞こえる。もう10年以上頑張ってくれてるわけだし、そろそろ引退したいのは分かるんだけど、もう少しだけ頑張ってくれ。せめてW杯が終わるまで。それ以降は、しばらく君がいない生活も我慢するから。
やさしいあくま
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夜の予定がキャンセルになって、雨も降りそうだったのでまっすぐ帰宅。ふいに予定がなくなると一気に脱力する傾向がある。明日休みってこともあるのだろうけど。もしかしたら山形旅行の疲れかもしれない。てか今頃?遅くないか?

友人に薦められたはいいものの、絶版なのか書店では入手困難と言われた326(なかむらみつる)の絵本『やさしいあくま』をネットで購入。CDも本も洋服もsecond handは基本的に好きではないのだが、こういう場合は致し方ない。

頑張って手に入れた甲斐のある素敵な作品でした。とても切ない物語。だけど読後に爽やかさがあり、優しい気持ちになれる。誰かのことを憎んだり、嫌いになったり、自分のことばかり考えてしまいがちなときに読み返そうと思う。広く世に知られることなく埋もれつつあるこの絵本だが、著者自身とても気に入っている作品の1つらしい。こういう作品こそ、ずっと残っていってほしいと強く思う。そうだ、広瀬未来さんに、今度の語りで取り上げてもらうのはどうだろう。
monogatari by SOL
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今夜は渋谷PLUGでSOLのLIVE。最初はmasterpeaceがサポートするからという理由で観に来たのだったが、今となってはもうすっかりSOLの1ファン。音楽もメンバーのみんなも大好きになった。今回は「新曲」という仮タイトルの新曲と、先月リリースされたばかりのmasterpeaceの「monogatari」をSOLヴァージョンで唄って約35分のステージ。恨めしいほど短く感じた、楽しい時間でした。SOLの華ちゃんが唄う「monogatari」は、オリジナルと全く違って、ふわっと緩やかな時間が流れる感じ。演奏しているmasterpeace本人もとても楽しそうでした。

帰宅後、『蝉しぐれ』を観賞。羽黒山や、オープンセットなど、先日の庄内旅行で訪れた場所がいくつも出てきた。特にクライマックスの感動的なシーンは、個人的に最も印象に残った「丙申堂」がロケ地になっており、嬉しくなった。でもやっぱりこの映画はキャストに不服が残る。あのお笑い二人が他の誰かであったなら、もっともっと味わい深い映画になっただろうに。
お見舞い
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西武線に乗って、夜勤のおっちゃんが入院している小平の「公立昭和病院」へ。ずっと目をかけてくれている人で、頭の切れる心優しいおっちゃんなのだが、酒と煙草による長年の不摂生が祟って、身体を壊してしまった。食べるとき、どうも飲み込みづらいなと思ったら、もうそのときには発症して一年が経過していたらしい。いつも冗談ばかり言って若手をからかっていた彼だったが、診断結果が出てから入院するまでの間、すっかり元気をなくしてしまって、なんて声をかけていいか分からなかった。

そんな姿を見ていたし、同じ病院に家族が入院している同僚がちらっと様子を覗いたら、ぐったりして元気がなかったなんて聞いていたから、今夜見舞いに行くのは少しためらわれた。でもそれでも、自分なら職場の誰も見舞いに来ないのは寂しいだろうなと思い、まともに面会できなくても、せめて家族の方にお見舞いだけでも渡せたらと思って。

入院して二週間と少し、ベッドに胡坐をかいて座っていたおっちゃんは、もともとふっくら体系だったのはあるにせよ、すっかり痩せてしまって、さらに髪を切った上に無精ひげも生えてたから余計にやつれて見えた。でも思ったよりは全然元気で、点滴2本ぶら下げたスタンド抱えて階段を上がる足取りは確かだった。現在放射線治療中のおっちゃんは、時折苦しそうな咳をしながら、それでも冗談を飛ばしながら明るく話してくれた。全ての検査結果が出るまでにはまだ時間がかかるし、放射線治療の後には手術も控えている。不安だろう。食欲も全くないらしい。でも、退院したら旨い寿司が食べたいって言ってた。快気祝いに美味しいもの食べに行きましょうね。

競馬が大好きなおっちゃんだから、ヒマにまかせてじっくり予想できますねと言ったら、一日中身体がダルくて、集中力が続かないのだという。でもそれでも、週末のレースが一番の楽しみで、土曜日が待ち遠しい。馬券はどうやって買うのだろうと思って聞いてみると、どうやら奥さんに頼んで買ってもらっているらしい。競馬くらいしか楽しみがないんだからとお願いされて、奥さんは馬券の買い方を覚え、口座に残高が少なくなったら入金もしてくれるらしい。3連単のフォーメーションという一番難しい買い方までマスターしたというのには驚いた。愛の力だなぁ。ガツンと当てて、医療費稼がなきゃですよ!
プラス/マイナス/ゼロ
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新宿紀伊国屋サザンシアターで、劇団「ハラホロシャングリラ」の本公演『プラス/マイナス/ゼロ』を観劇。ちょうど1年前は雨だったなぁ。その日はちょっとしたエピソードがあって、きっとハラホロの芝居を観るたびに思い出すんじゃないだろうか。

以前はコメディよりもコント的要素の強かったハラホロシャングリラだったが、ここ最近は新たなる試みに挑戦し続けている。劇団側も試行錯誤しながらだろうが、観客側も戸惑っている人は少なくないはず。純粋に笑いだけを求めて観に来ていた客は、今回も含めて徐々に不満を募らせているかもしれない。

で、今回の『プラス/マイナス/ゼロ』はというと…。

4月末からストップしていた、作・演出の中野氏のBLOG「日常の断片」が一昨日ようやく再開。そこには「ここまで抽象舞台をやるのは初めてかも」「いつになく観念的」などと書かれており、チラシに書かれた「空想喜劇」という言葉も引っかかる。さらに、劇場で配布されたパンフレットには恒例の人物相関図も、中野氏からのメッセージさえ書かれていない。そしてまさに観念的なオープニングで芝居は始まった。うーん、どうなんだろうか…。

が、が!この作品、今まで観てきたハラホロの芝居の中で一番の傑作かもしれない。観終わった直後は物語を整理しきれなくて、あのシーンこのシーンが頭の中でぐるぐるとごっちゃになっていたのだが、tellと食事をしながら散らかった糸を一本一本繋いでいくことで、隠されたテーマや、人物像・相関図が見えてきて、その巧妙な伏線や複雑な人物の関係性に思わず感嘆の声を上げる。流石は最も敬愛する放送作家であり劇作家である中野俊成氏。すごい。

しかしこの舞台で、看板女優や幹部連を差し置いてヒロインの座をもぎ取った彼女には賞賛の拍手を送りたい。適役であり、特有の器用さも奏功したのだろうが、それだけでこの快挙は達成できるものではあるまい。ハラホロの代表作にもなりうるこの素晴らしい作品で主役を張れる喜びを充分に味わいつつ、千秋楽まで怪我のないように頑張ってほしいものです。

帰宅後、終演後に買った上演台本を読みながら舞台を振り返る。ところどころに散りばめられたメッセージは、ときに皮肉的で、ときに曖昧で、ときにすごく力強い。現実と虚構。プラスとマイナス。直視したから報われるわけではなく、かといって逃避しても何も始まらない。クライマックスに期待しても、そこには驚くほど何もなくて、でもそれでも人生に物語は不可欠なわけで。ふいに息苦しいほど胸に訴えかけてくるメッセージ性のある作品。初日の幕が開けたばかり、久しぶりに舞台でもという方は是非。
両親との山形旅行 最終日
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昨夜もブログを書くつもりだったが、携帯を握り締めたままいつの間にか眠っていた。意識はなくとも疲れは溜まっているのだろうか。

今朝も親は早朝から起きていたらしく、父は5時頃から出かけて旅館の周辺を散策してきたらしい。思いがけず戦没者の慰霊碑を見つけたり、湯田川小学校に続く抜け道を発見したりで、目をキラキラさせながら帰って来た。

寝ぼけ眼で朝風呂に入り、湯船に浸かりながらSOLの「きら星」やmasterpeaceの「アイアルセカイ」をエコーたっぷりで心地よく唄う。心も身体もあったまり、一日の活力が漲ってくる。

ゴージャスな朝食をペロリと平らげて、いよいよ「九兵衛旅館」ともお別れ。温泉も食事も従業員の接客も全て大満足。今度は完全招待という形で親を連れて来てあげたい。元気なうちに。頑張らなきゃ。
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庄内空港1355発の飛行機だから、それまでの時間であともう一箇所。旧風間家住宅「丙申堂」が非常に印象深かったから、酒田の「旧本間邸」にも俄然興味が湧いていたのだが、父の意向により大山の「善宝寺」へ。

ここにも五重塔があって、小高い山をバックに、草原の中で緑の木々に囲まれた姿は美しかったが、羽黒山の幽玄な美には適わない。

「善宝寺」の境内には本堂までの長い階段があって、母と一段一段数えながらゆっくり上る。その数、96段。半端っ!あと4段、なんとかなりそうなもんだけど。善宝寺は海の守護・龍神を祭るお寺だけあって、至るところに龍が彫られている。中でも「龍王殿」は真っ赤な柱がとてもカッコいいのだ。
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「善宝寺」を観終えてまだたっぷり時間があったので、海沿いの立派な防砂松を左手に、酒田方面へ車を飛ばす。「旧本間邸」まで行けるか、とも思ったが、母が酒田に行くなら是非観たいと切望した「山居倉庫」が通り道にあったので、本間邸は諦めて、ここを最後の目的地とすることにした。

明治26年に建造された酒田のシンボル「山居倉庫」は、土蔵造りの倉庫が12棟並び、樹齢130年以上のケヤキ並木が美しい。たかが倉庫に、母はどうしてそんなに魅かれるのだろうと不思議だったが、倉庫裏手のケヤキ並木の遊歩道を歩いてその意味がハッキリ分かった。木陰に吹く涼やかな風が最高に気持ちいい。名物ムギキリと天ぷらの定食をお昼に食べて、はえぬき米のソフトクリームを舐めながらもう一度ゆっくりと歩く。なんて心休まるんだろう。来てよかった。
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ということで、あっという間の鶴岡旅行もこれでオシマイ。昨夜はちょっと父親と喧嘩しちゃったけど、でもちゃんと仲直りできたし、両親と楽しい旅ができて本当によかった。旅行中「こういう旅行はこれが最後だ」と口癖のように何度も口にしていた父だが、きっとまた連れてくるから。だからどうかずっと元気でいて下さい。

旅も終りに近づいて、山居倉庫から空港に向うくらいから疲労の色が見え始めた父も心配だが、無理して気丈に振舞う母も帰ってから倒れたりしないだろうか。庄内から羽田に飛んで、羽田で出発時刻まで一緒にお茶を飲んだのだが、松山空港に着いてからの家までの車の運転が心配でならない。

帰宅後、そろそろ家に着いたんじゃないだろうかとしつこいくらいに電話してもなかなか繋がらず、ようやく受話器の向こうから聞こえてきた母の声が元気そうで心底ホッとした。愛媛から山形までの長旅、鶴岡でも頑張っていろいろ見て廻ったし、彼らにはしんどかっただろうな。でもまた一緒に旅行したいと思う。だからさ…。


ブログ旅行記、頑張ったなぁ。コメントをくれたみなさん、本当にありがとうございました。おかげで旅がより楽しくなりました。
両親との山形旅行 三日目
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7時半起床。朝風呂で目を覚まし、朝食をたらふく食べて出発。両親は旅先でも朝4時過ぎには起きているらしい。父は昔から朝強かったらしいが、母はいつも主婦として母としての務めを果たすべく頑張って起きていたらしい。どんなに眠くても、起きようと思った時間には絶対起きる。「あと5分」はやらない。朝弱いのは母譲りだとして、二度寝好きは遺伝ではないことが判明。

写真は赤川にかかる羽黒橋より。南半球のどこかの国に流れる川のよう。
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今日の予定は出羽三山「羽黒山」「月山」「湯殿山」のうち羽黒山と月山へ。月山は今でも雪に覆われており、お山開きは7月からということで、八合目まで車で行ける道は閉鎖中のため途中まで。

樹齢が千年を超える杉の大木が鬱蒼とした森林の中、2500段近くある階段を上れば羽黒山の山頂に到達できるのだが、母の体力的に無理なので、途中にある平将門が建立したといわれる五重塔までえっちらおっちら歩く。
昨年の「行き当たりばっ旅2005屋久島篇」を髣髴とさせる立派な杉の樹。小さな滝や、珍しい高山植物を見つけるたびに足を止めては写真撮影する母。山を歩き慣れた父はさっさと前を行く。

木々の合間から見えてきた五重塔は、想像していたものより色合いも乏しくシンプルで、迫力こそないが存在感はたっぷり。どうしてこんな場所に。何の目的で将門がここに建立したのか、帰ったらじっくり調べてみよう。
そして、屋久島の縄文杉には敵わないまでも、五重塔を守護するかのように悠然とそびえ立つ一本の大樹。神秘的な光景でした。
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五重塔からさらに階段を上がって、2446段登りきれば認定書がもらえるらしいが、母の体力を考慮して来た道を戻り、車で羽黒山頂上へ。

車酔いした母を駐車場に残し、疎らな観光客に混じって、出羽三山を祭る三神合祭殿への参道を父と歩く。この社は、羽黒山だけでなく、月山と湯殿山も参ったことにしてくれるという有り難い神社。賽銭箱を目の前にして、財布を忘れたことに気付き、折角来たのに合掌もしないで引き返す。

駐車場まで戻ると、日陰で休んでいると言ってた母の姿が見当たらない。土産物屋が立ち並ぶその駐車場はかなり広い。もちろん店もトイレも探したし、日陰になっているような場所は全て探したが、母の姿はどこにもない。

20分ほど探しただろうか。父の顔にも不安の色が見え始める。母の携帯に電話しても、呼び出し音が虚しく鳴り続けるだけ。まさか、と悪い想像を打ち消しながら、崖下や、人気の少ない店の裏手にまで捜索範囲を広げる。が、どこにもいない。転落、誘拐、神隠し……。ここ数日世間を騒がせている残酷なニュースが脳裏を過ぎる。胸が騒ぎ、冗談抜きで警察に連絡することも考えた。観光客を狙った悪質な犯行が、こんな神聖な場所で行われるなんてことがあるだろうか。いや、意外に盲点なのかも。体調を崩した無防備な母を一人残して行ったことを心底後悔した。

駐車場は探し尽くした。駐車場から伸びる道は、下山する道と、出羽三山三神合祭殿に向う道が二本。下山することはまずあり得ない。合祭殿に向う一方の道は、帰り際擦れ違わなかったのだから、こちらもなし。となると……。でも、気分が悪いからと同行を断わった人が、ひょこひょこ歩いて参拝に向うだろうか。しかし、残されたのはこの道しかないわけで、父に駐車場に残ってもらい、祈るような気持ちで参道を走る。

いてくれ…!
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いました。

心配をよそに、合祭殿の前でお賽銭あげてました。

森の空気を吸って気分が良くなったらしく、ひょこひょこ歩いて来てみたらこんな場所があって感動って、オイ!

どんだけ心配したと思ってんのよ…。

ついでだから母に100円を借りてお賽銭を投げ入れ、急いで父の元に戻って報告。そりゃ途中ですっ転んで手の平擦り剥けるっちゅうねん(久々に見事にコケました)。

ま、何はともあれ無事で何より。とんだエピソードを提供してくれた母は、この先ずっと父にからかわれることでしょう。
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羽黒山での人騒がせな事件の後、出羽三山でも最も美しい月山へ。

とはいえ月山八合目に向う道は閉鎖されているため、その手前にある「月山高原牧場」で昼食。雄大な月山を望みながら、「だだちゃ豆アイス」を頬張る。これが結構イケる。
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そりゃ牛もいますよ。
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朝から山に登ったり、珍事件があったりで疲れてしまった両親を宿に送り返したのが15時過ぎ。一緒に風呂でも入ってゆっくりするのもアリなんだけど、折角山形まで来たのに勿体ないので、宿にパンフレットと割引券が置いてあった「加茂水族館」へ。

加茂水族館は、宿から30分ほど車を走らせ、日本海に出たところにある。外観はいかにも田舎っぽい、とりあえず水族館でも作ってみました的な寂れた感じなのだが(実際他に客はヤンキーっぽいカップルが一組と、すぐ隣にある高校の男子生徒、そして漁師風のオッサンが数人だけでした)、実はこの水族館、クラゲの種類は世界一なのだそうだ。約20種。楽しみ。

実は水族館大好きなのだ。高校生の頃、友人と二人で水族館だけが目的で東京に来たこともあるくらい。またその一緒に来た友達ってのが男ってのが冴えなかったなぁ。あ、もしかして水族館に一人で来るのは初めてかも。うーん、それも微妙。
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入っていきなり目の前にある水槽は、「生けすかよっ!」と突っ込みたくなるような魚しか泳いでなくて、これはクラゲ以外に見所はないかも。と思っていたが、いやいやいや。巨大タコの迫力、ぷかぷか浮かんでいるラッコの可愛い寝顔、ショーを終えてすっかり寛いでいるアシカのやんちゃっぷり、メチャクチャ楽しいじゃないっすか。アシカなんて触れちゃうんだもの。でも不用意に指を近づけると、エサと間違えて噛まれてしまいそうになるので要注意。

画像は水族館のお姉さんがウミネコに餌付けしているところ。『天空の城ラピュタ』でパズーが飼っていたハトに、パンくずをあげているシータのようでした。
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そして最後に待っていたのが加茂水族館が世界に誇るクラゲの展示。地下のフロアの一室丸ごとクラゲの水槽が並んでいるのだが、これには思わず「お~」っと一人感動の声を上げてしまった。

一つ一つの水槽がまるで小さな宇宙。さながらクラゲは暗闇を漂う宇宙船のようだった。宇宙戦艦ヤマトに出てくる敵船はきっとカブトクラゲとかモチーフにしてるに違いない。加茂水族館侮るなかれ。一見の価値アリです。
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こんな豪華な夕食にありつけるのも今夜で最後…泣

一、前菜      長いも寄せ
           ずわいがにのジュレ
           かすごの握り寿し
           焼き月山竹
一、地魚お造り   天口 サザエ きす がさ海老
一、山形牛リブロース しゃぶしゃぶ
一、なすそうめん
一、はたはた田楽
一、なめらか茶碗蒸し 長いも入り
一、鯛頭煮
一、羽黒町産コシヒカリ
一、けんちん汁
一、香物
一、自家製デザート  パンナコッタ

本当に全て美味しかった。
日本人に生まれてよかった。
両親との山形旅行 二日目
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「ちょっとコンビニへ」と旅館を抜け出して、やっと見つけたネットカフェで昨夜のブログをアップしたわけだが、その場所がかなり遠く、思ったより帰館が遅くなってしまったため(とはいえ23時過ぎ。でも街も宿の宿泊客もすっかり寝静まっていた)、既に眠っている父を起こさないように忍び足で寝床に戻った。
朝食を摂りながら父親に「昨夕は川崎のコンビニに行ってたのか」と皮肉を言われてしまったので今夜は携帯で書いております。でも電波入るところまでは出なきゃメール送れないし…。何キロくらい走れば圏内なんだろう。

食後に朝風呂へ。あぁ、贅沢♪それも貸し切り。一方の壁面は淡水魚が泳いでいる水槽。もう一方はガラス張りで、外には気品ある美しい白猫が座っている。昨夜も今朝も挨拶してみたのだが、彼女は微笑み一つ返してくれない。明後日のチェックアウトまでには、仲良くなりたいと思っている。

今日最初に訪れたのは、湯田川街道を北進した左手にある総穏寺。藤沢周平の著書『又蔵の火』で、壮絶な仇討ち劇があった場所で、又蔵と義理の甥丑蔵の像が立っている。
藤沢周平はほぼ読破している父に、困惑するのを承知で、敢えて一番好きな作品はと聞いたとき、散々悩んだ挙句に名前を挙げたのが、この『又蔵の火』だった。著者本人も他の作品が直木賞にノミネートされた際、こっちの方が…と思ったらしい。今度買って読んでみよう。
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総穏寺の次に、鶴ヶ岡城三の丸、庄内藩主の御隠殿だった「致道博物館」で庄内の生活文化の特色と変遷を学び、民具のコレクションや移築された多層民家を見学。
不要とされ、失われつつある民衆の智恵、職人の技術。この先受け継がれることなく、ただの歴史的文化財として博物館に展示されるだけの、貴い尊いものたち。

観光客のために駐車場を開放している鶴岡市役所(素晴らしい)に車を止めて、文化2年に藩政を立て直すべく創立された藩校「到道館」へ。
残存するのは当時の半分以下の敷地だが、美しい庭園に囲まれた講堂も御入間も神聖なる学問の場に相応しく、立ち入るだけで背筋が伸びる気がした。
生徒の天性に応じて長所の伸長に努め、知識の詰め込みを排して自学自習を重視した荻生そらい(漢字が出ない)の「そらい学」に基く学風だけに、校則で祭事以外の酒を禁じておきながら、夜中一人でひっそりと飲む分にはOKだったり、他にもユニークな項目がいくつかあって面白かった。
外から吹き込む風がなんとも心地よい。こんな学校で勉強したら、もう少しマシな人間になったはず。
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物産店「でがんす」で両親が土産を買い、「致道館」そばの蕎麦屋で(いや、決して…)昼食。知らなかったのだが、山形って蕎麦が美味しいらしい。入ったのは情報誌に載るような有名な店ではなかったけど、なるほど納得な味。

朝もがっつり食べたのに、蕎麦湯まで飲み干して重い身体で次の目的地「丙申堂」へ。
「本間さまには及びもせぬが、せめてなりたや殿様に」と謡われた酒田の大地主本間家はあまりに有名だが、それに継ぐ豪商として知られる風間家が明治29年に建てた787坪もある大邸宅。
映画「蝉しぐれ」のロケにも使われた丙申堂は、その広さもさることながら、見るもの全てが驚嘆の連続。洒落た欄間、トラス状の梁と、それを支える力強い大黒柱。女中たちの賑やかな声が聞こえてきそうなお勝手。どんだけの富が保管されていたのか想像もつかない頑丈な大金庫などなど。そして何より驚いたのは40000個もあるという屋根の上の置き石(画像分かるだろうか)。これだけでも一見の価値あり。結構な大きさの平丸石が40000個。その発想も、可能にしてしまう技術も財力にも、感動。
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明日行く予定の月山を望みながら、さくらんぼのソフトクリームを食す。味は、微妙…。
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丙申堂からしばらく車を走らせて、映画『蝉しぐれ』の撮影のために組まれたオープンセットを見学に。かなり期待外れ。維持費のため、無知な管理人のおっちゃんのために一人200円払う価値は…。「丙申堂」は丁寧に解説してくれる人がついて300円だからなぁ。

『蝉しぐれ』は父が選ぶ藤沢周平のベスト3に入る秀作だが、キャスティングが本当に残念だった。事務所の力とかいろいろあるのは分かるけど、重要な役柄で、決して演技が上手というわけでもないお笑い芸人を使うのはやめてほしい。
帰ったらDVDを借りてもう一度観ようと思っているけど、このシーンはあの部屋を使っているんだぁと思いながら、この役はあの役者さんがやっていればとなぁとか思いながら観るんだろうな。
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今日は珍しく母よりも父の方が先にバテた。昨夜つい食べ過ぎたからか、その影響で朝ろくに食べられなかったからか、はたまた長旅の疲れからか。昼飯前にはかなり身体がダルそうだった。
それでも最後に、湯田川小学校でお目当ての藤沢周平記念碑を前に記念撮影をして、本日は終了。お疲れ様でした。

夕飯前に父と風呂に入り、背中を流し合う。なんかこういうのヤバいっす。ちょっと泣きそうになる。

湯船に浸かりながら、実は最後に訪れた記念碑に今日一番感動したのだと聞いて驚いた。
教師時代当時の教え子が建立した碑なのだが、それに纏る感動的な背景をよく知り、完成を待たずしてこの世を去った藤沢氏に、碑を前にして父なりに想うことがあったのだろう。
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ということで二日目の日記は全て携帯から打ったわけだが、疲れた。明日はまたネットカフェに行く余裕があれば書くけど、今日よりも早く遠くまで出かけるし、山登っちゃうし、無理っぽい。
てか、昨夜もなんだかんだ27時近くまで起きてたんだし、今夜はさっさと寝なきゃ。
しかし静かだなぁ。親が寝返りを打つ音が隣室から時折聞こえてくる以外、全くの無音。

では最後に今日の献立。
一、自家製ごま豆腐
一、前菜      もずく寄せ
           南京豆腐
           青みず
一、地魚お造り    鯛 活生だこ ほっき貝
一、本日の一口    こしあぶらと山うどの天ぷら
一、羽黒豚の冷製しゃぶしゃぶ 味噌ビィネグレッドソース
一、トマトのファルシー べっこうあんかけ
一、口細がれいの素焼き
一、孟宋ご飯
一、孟宋汁
一、香物       ぜんご漬け、長いも、青菜漬け
一、自家製デザート  庄内産姫乙女 いちごのあいす
両親との山形旅行 初日
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いつもより少し早めに起きて羽田空港まで両親を迎えに行き、東京駅から新幹線で新潟へ。
電車の中で今月〆切のプロットを考えようと思っていたが、両隣りに座った親からひっきりなしに話しかけられ、企画書を読むこともできず。まぁ、仕方ないか。
新潟で羽越線に乗りかえて、母が見たがった日本海を窓越しに東進。一昨年の冬「行き当たりばっ旅2004新潟篇」で訪れたときより断然明るく、穏やかな海。でもやはり瀬戸内海とは海の色が違う。遠方にうっすらと島影が見えるのはきっと佐渡島だろう。
あと1時間もしないで鶴岡に到着予定。旅館の豪華な夕食と温泉が楽しみです。
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鶴岡駅前で車を借りて、19時前に今回宿泊する「九兵衛(くへい)旅館」に到着。とても穏やかで、優しい笑顔に迎えられて、もうそれだけで心和む。

宿に到着するまでの間、親同士のやりとりを聞いていて思ったこと。
双方の意見が割れた場合、折衷案が見つからないならその話題はさらりと流してしまうに限る。もちろん、流しちゃいけない重要な案件もあるけど。些細なことが大喧嘩に発展してお互い嫌な思いをするよりよほど賢い。
とことん話し合うことが必ずしも大事だとは限らない。相手と永く上手くやっていくには妥協も諦めも肝心なのだとふと思ったのでした。

この旅館、鶴岡市街から少し離れたところにありまして、パソコンがあるとか以前に携帯の電波も入らないんですけど…。
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今夜の献立は…

前菜      南京寄せそら豆ソース
         こごめ美味出し
         ばんけみそ
         孟宗きんぴら
         よもぎ麩田楽
地魚お造り   平目 西ばい たらば海老
本日の一口   桜ますの握り寿し
むきそば万十 孟宗あん
天口塩焼き
山形牛フィレステーキ 和風ソース
羽黒町産コシヒカリ
鯛のあら汁
香物      まるこなす べったら
自家製デザート 抹茶アイス

どれもめっちゃ美味!
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で、どうしてパソコンもない、携帯も通じない場所からこのブログをアップできてるかというと…。

お風呂に入って旅の疲れを取った後、車で20分くらい走ったところにあるネットカフェまで来ているのでした。こんな格好で。

だだっ広い田んぼの中を走る一本の農道。もちろんライトはハイビーム。カーステから流れるTOKYO FMのシャレたトークにとても違和感を感じてしまいます。

さて、そろそろ宿に帰ろう…。
さよならみどりちゃん
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明日からの休みに備えて少しだけ残業。招待されていた芝居には結局行けなかった。

旅行の準備をしなければと思いつつ、古厩監督の映画『さよならみどりちゃん』を借りて観る。星野真里のまさしく体当たり的演技は、某主演女優賞を獲得するに相応しいとは思ったけど、なんだか切なくなってしまう映画だった。何をするにも本気になれないダメ男を想い続ける役柄に、というより、自分を殺して孤軍奮闘している女優としての意地みたいなものに。

明日から3泊4日で山形の鶴岡に行ってきます。旅館にネットの環境は全く整ってないらしく(老舗の温泉旅館だからそれが普通か)、旅行記をBLOGに載せるのは戻ってからになるかもしれない(リアルタイムでお届けしたいのに)。

いまだ親不孝街道まっしぐらな身としては、こういうチャンスでもないとろくに何もしてあげられない。今回も何ができるってわけじゃないだろうけど、親が少しでも旅を楽しめるように…。
嫌われ松子の一生
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年明けに占いのお店「ふちゅくる」で出逢った女性と下北沢で待ち合わせ。偶然にも、数年前に通っていた学校でシナリオを勉強中という彼女は、先日も銀座の映画館で同じ時間に『クラッシュ』を観ていたり、不思議な縁を感じる。

「ふちゅくる」に預けておいた水晶を取りに行った後、同じ建物内にある「ミケネコ舎」という喫茶店へ。窓際に座る。風鈴が鳴る。遠くに山が見えて、せせらぎが聞こえるくらい近くに小川が流れていて、爽やかな風が頬に心地よい。あー、やっぱ田舎は落ち着くなぁ。と思わず呟いてしまいそうな癒し系カフェ。これから下北沢でお茶するなら絶対ココっていうくらい気に入りました。

下北沢を舞台にした映画のプロット募集の話を聞き、シナリオ学校や占いの話でも盛り上がる。脚本を書き上げていく上で、ブレストのできる人間がいるといないとでは大違い。全く畑の違う人の意見もとても参考になるが、同じ書き手からダメをもらえるのは大きい。今月末に〆切が1つ増えた。互いの書いたものを読み合い、意見交換ができるといい。

近日中にまた会う約束をして別れ、薦められた映画『嫌われ松子の一生』を観た。原作を超える映画にはなかなか出逢えるものではないが、この作品は良い意味で比較対象にはならないと思う。主演の中谷美紀との確執で話題になったが、山崎努と豊川悦司の「サッポロ黒ラベル」や木村拓哉の「JRA」のCMディレクターとして有名な中島哲也監督の才能はスゴイ。日本が世界に誇れるエンタテインメントの巨匠だと思う。「私は松子を演じるために、女優という仕事を続けてきたのかもしれません」とコメントした一方で、女優を辞めることさえ考えたという中谷美紀の演技も素晴らしかった。ミュージカルあり、セックス&バイオレンスあり、CGもバンバン使用して、まるでディズニー映画のようにファンタジックに描かれた松子の一生。そのまんま映像化したらエログロでとても観れたもんじゃなかっただろうけど(個人的にそういう映画は好きくないので)、痛さも重さもしっかりと描きつつ、ポップで救いのある映画に仕上がっているのは監督と主演女優の力量以外にあるまい。
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