新木場経由で舞浜という随分昔を思い出す懐かしいルートでTDRへ。
家族連れやら恋人同士、仲良しグループもたくさんでみんな笑顔の駅周辺。
そんな中、新聞を広げて「エリザベス女王杯(G1)」の予想に精を出す。
昼食はイクスピアリの「ANGERINA PARIS」。
歯痛がヒドくて、何が食べたいかより何なら食べられるかで店をチョイス。
なのに、オムライス単品ではなくステーキとのセットメニューを注文。
普段早食いなのだけど、ゆーっくり食べました。

余裕かましてのんびりしていると、気がつけば既に開場5分前。
慣れない場所で足早にウロウロしながら、それでもなんとか「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」に辿り着く。

今日はついにシルクの「ZED」を鑑賞。
エンタメ好きな友人に、「絶対観ておくべきだ」と強力にプッシュされたこの作品。
この日を指折り数えて楽しみに待っていた。

シルクの公演は、随分前に「アレグリア」を観て以来だったけど、ただただその迫力に圧倒されたそれに比べ、「ZED」にストーリー性も高く、その神秘的な世界観にぐいぐい引き込まれる。
ステージや衣装はもちろんのこと、洗練された肉体が繰り広げるアクロバティックな演技、光と歌が奏でる中世のタロットカードをモチーフにしたファンタジックな世界。そのどれもが芸術的で、半端なく美しい。
「天」と「地」の様々な世界を旅する主人公のZEDは、あたかもテグジュペリの星の王子様。
終始、感動に次ぐ感動で、2時間強があっという間。
今年いっぱいで終わってしまう前に観られて本当によかった。
友人に感謝感謝。

公演が終わると日も暮れており、イクスピアリではきれいなツリーが点灯。

そして、帰り際に舞浜駅で見つけた路線図の料金の不思議。
後になってその謎は解けたものの、どうして恵比寿だけ値段が高いのか分からず、誤表示ではないかと本気で思っていた。

夕飯は、飯田橋で下車し「れもん屋」のお好み焼き。
相変わらず狭くて小汚いお店だけど、味は絶品。
そして、ZEDの余韻に浸りながら帰宅。
今夜はいい夢が見られそうだ。